国際理解・平和教育,英語教育,高校3年

【高3選択授業:食品調理講師来校】

食品調理(高3選択授業17名)の授業にアルテリーベ横浜本店製菓長ピヴォ・ロイック氏(フランス人)を講師に迎え製菓作りの授業を行いました。
今回の授業では
①日本の若者たちにパティシエという職業を体験して興味を持ってほしい
②仲間と協力して作業する大切さを知ってほしい。
(チームワークを共有すること)(私たちは一人では偉大なことはできないということ)
③山梨の果物を使ったデザートを使うことで郷土についても学んでほしい。
④ネイティブの外国人に学ぶことによって国際感も養ってほしい。
というピヴォ氏の想いを生徒達とともに共有しました。
初めはピヴォ氏のデモンストレーションに生徒達は驚きや歓声をあげていました。
その後は実際に自分たちでお菓子を作り始めました。
今回作ったお菓子はクッキー、生チョコ、フロマージュでした。
英語の説明ばかりでしたが、手つきや工程などメモをとりながら確認し、材料も何種類もあるフランスのチョコレートを実際に使い、そのおいしさや作り方を学べたようです。
ピヴォ氏からは「今日学んだレシピを元に是非とも自分たちなりのインスピレーションでアレンジを加えて下さい。またお菓子をつくる楽しさや相手の気持ちを考えながら作ると言うことを忘れないでください。」とのメッセージを頂けました。
生徒達からは「プロの人に実際に教えてもらいながら作れる貴重な経験ができました。」「とっても美味しいスイーツでこれからこのレシピを使ってまた作ってみようと思いました。」などの感想が寄せられました。
こちらはピヴォ氏が勤められているレストランです。
http://www.alteliebe.co.jp/yokohama/

高3修養会

去る4月20日(金)、21日(土)一泊2日で、高校3年生の修養会が奥河口湖足和田ホテルで行われました。高校2年生の1月から修養会委員を中心に、全員で話し合って決めた主題は「Born this way~キミと出会えた奇跡」でした。当日は、この主題を受け、青山学院大学宗教主任である塩谷直也先生をお迎えして3回の講演をしていただきました。先生からは、いくつもの示唆に富んだ言葉が生徒に投げかけられ、それに生徒たちは真剣に聞き入っていました。その後クラスの枠を超えた12グループで分団協議を行いました。分団では、今まであまり話したことのなかった仲間とも、自分の過去、現在、未来の事を勇気を持って語り、互いの思いを分かち合うことが出来ました。また1日目の夜のキャンドルサービスでは、聖歌隊によるハンドベル演奏や、マンドリン部、バイオリン、ピアノの奉仕者による音楽演奏や、放送部による詩の朗読とともに、ろうそくの灯を見つめながら聞いた4人の生徒による証はなにより心に響くものでした。

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高校3年3組  佐野美奈子

 英和に入学してから、もう6年目に入りました。
思えば、今までたくさん笑ったり、泣いたり、数えきれないほどの経験をしてきました。
私が英和を受験した理由は、ただ単に姉の母校だから、ということでした。
年の離れた姉が英和中学校1年の時、私はまだ言葉もしゃべれない赤ん坊でした。
オムツをして、母の腕に抱かれながら、何度か授業参観や学園祭にきたこともあったそうです。そのときに、現在も英和で教えていらっしゃる先生も何人かおり、私は赤ちゃんのときに、数人の先生とお会いしていたことを知りました。そんなこともあり、私は姉が通ったこの山梨英和に通いたいと、小学1年生の頃から考えていました。
しかし、小学6年生のとき、どこの中学に入るかということで、母と衝突しました。
クラスのみんなが地元の中学校に行くと言っているなか、私だけが違う中学校に行くなんて嫌、中学もみんなと一緒に通いたい。
そう思うようになり、英和の受験を勧めてくる母に、「私は英和にはいかないよ。地元でいい。」と言い張っていました。母との衝突の中で、心ない言葉で母を傷つけてしまうこともありました。
結局、最後まであまり気が乗らないまま、私は英和中学校の入学試験を受け、その結果合格しました。
私が受けた試験は専願入試だったため、合格=入学決定でした。
このとき、担任の先生から合格を聞かされたのですが、とても嬉しかったことを覚えています。つい最近まで、「絶対に地元の学校へ行く」と言い張っていた自分でしたが、新しい環境で、気持ちを切り替えて頑張っていこうと思えたのだと思います。

 初めて触れるキリスト教は、とても新鮮だったし、聖書の言葉は心に残るものばかりでした。神様は乗り越えられる試練しか与えない、ということも知り、キリスト教への親しみは増すばかりでした。
しかし、試練はすぐにやってきました。
中学2年生のとき、私は体調を崩しました。
はじめは倦怠感だけでしたが、次第に我慢できないほどの偏頭痛に変わっていきました。
偏頭痛に伴う猛烈な吐き気はとても辛くて、病院で点滴してもらう日々が続き、早退や欠席が目立つようになりました。いつしか、私の足は学校から遠のいていきました。
毎晩毎晩、「明日も頭が痛くなったら、吐いてしまったらどうしよう。」と思い悩み、毎日やってくる朝が怖くてたまりませんでした。
学校には大好きな友人たちがいるし、困っていることは何もないはずなのに。
みんなが授業を受けている時間に、私は病院で点滴を受けているか、家で横になっているかのどちらか。そんな自分がみじめで、悔しくてたまりませんでした。
そんなある日、母がある言葉をくれました。
「明日は明日の風が吹く」
これは、映画「風と共に去りぬ」に出てくるセリフです。
この言葉には、こんな意味があります。
「今日がどんなに辛くても、時が過ぎればそれもまた過去となり、未来は良い方向に進むものだ。今日は今日、明日は明日。同じ日がくるはずがない。」
この言葉を聞いたとき、私はある聖書の言葉を思い出しました。
マタイによる福音書6章34節の
「だから、あすのことまで思い悩むな。明日のことはあす自らが思い悩む。
その日の苦労は、その日だけで十分である。」
という言葉です。
この言葉に、涙が出るほど感動し、そして勇気づけられました。
時間はかかりましたが、徐々に回復していき、中学3年生には学校へ復帰できるようになりました。

 

今回、証をさせていただくにあたり、以上の経験をみなさんにお話しできたことに、とても感謝しています。本当は、最後まで家族や親しい友人以外には話さないでいるつもりでしたが、もし今、以前の私のように、思い悩み、苦しい思いをしている仲間がいたら、少しでもその心が軽くなるようにと思い、話させていただきました。

現在の私の夢は、臨床心理士の資格を取得し、カウンセラーとして働くことです。
辛い思いをしている方、明日に希望が持てず、苦しみの中にいる方の、心のケアのお手伝いをしたいからです。病は気から、という言葉がありますが、私の体調不良ももしかしたら、知らない間に蓄積されてきたストレスからだったのかもしれません。
最近のストレス社会で、震災の影響もあり、臨床心理士の必要性が重視されています。
だからこそ、この資格を取得し、だれかの不安やストレスを和らげられるお手伝いをしたいのです。

 

この夢を持てるようになったのは、英和に入学したからだと思っています。
英和に入学し、キリスト教に出会い、たくさんの大切な友人たち、迷惑をかけてばかりいるのに、真剣に話を聞いてくれる先生方との出会いがあったからこそ、今の私があるのです。しかし、この夢を叶えるためには、まず大学へ進学しなければなりません。
受験生として、今まで以上に勉学に励み、必ず夢を叶えたいと思います。
以上の決意を表し、英和へ導いてくださった神様、そしてここにいる皆さんに感謝をし、私の証とさせていただきます。