生徒,礼拝のひとコマ

10月2013

放送礼拝 保健委員会

エフェソの信徒への手紙5章1~2節

一七八九年から起きたフランス革命において一八〇四年、皇帝に即位したナポレオン・ボナパルトを知っていますか。ナポレオンは爽やかな柑橘系の香りを好み、数百種類の香油の瓶、オーデコロンの瓶、そして香料入りの咳止め薬を持ち運ぶほど、香料依存症とも言われていた人物です。ナポレオンの皇妃、ジョセフィーヌが好んでいたムスクなどの濃艶な香りは、ナポレオンにとってとても苦手な香りでした。そして、この香りの好みの違いで離婚したとも言われています。

 この「目に見えない香り」が、人々にとって大きな影響力があると知り、私自身、香料について興味をもちました。普段ものを食べるとき、味の表現として甘い、辛い、苦いなどを自然に感じます。しかし、鼻をふさいで食べてみると、ものの味がわからなくなります。風邪をひいて鼻がつまっているため美味しさがわからない、という経験はありませんか。その状態です。実は、味を感じるのは舌の機能が一割、鼻の機能が九割といわれています。つまり、目に見えない匂いは、私たちの生活の身近なところで影響があるのです。

 例えば、今日の聖書の箇所では、イエス様は自ら神様への捧げものになりました。これは、動物を焼くと良い香りを放つため、その匂いを神様に捧げようと、古代ユダヤ教では考えられていたことが背景にあります。今日でも、この伝統を引き継いで香りを神様へ捧げている教会があります。

 また、私たちは香りを身にまとうことで気分が変わります。エネルギッシュになりたいときはスパイシーな香りを、気持ちをリフレッシュしたいときは柑橘系の香りなど「香水を変えるだけで性格も変わる」と語る人がいるほど、私たちにもたらす影響は大きいです。

 では、イエス様は私たちと共におられるということ、イエス様の香りを身にまとっている人々は、どのような意識の中で日々の生活を送っているのでしょう。それは、常にイエス様が側にいてくださることを信じ、イエス様に認められるような行動が出来るよう、意識することだと考えます。行動を通じて、目に見えないイエス様の香りが、人々の目に見えるものとして映るのです。それだけ私たちの日々の行動は大切なのです。そのようなことを意識して、日々を過ごしていきましょう。