生徒,礼拝のひとコマ

自然科学同好会 放送礼拝

フィリピの信徒への手紙2章14~16節

皆さんは、「有名な科学者」と言われれば、誰を思い浮かべるでしょうか。
アインシュタイン、ニュートン、ガリレオなど挙げればキリがありません。
公式の名前になっていたり、教科書で見掛けるような有名な科学者は一見、人生で成功したかのように思われますが、彼らの中には革命などの際、裁判に掛けられ死刑にされている科学者もいます。
今日は、ラボアジェというフランスの科学者についてお話ししたいと思います。

ラボアジェは「化学反応の反応前後で物質の質量は変わらない」、という質量保存の法則を発見した人です。
皆さんの中にも、理科の授業の中で聞いた事がある、という人がいるかもしれません。

彼は裕福な家庭に生まれましたが、実験に多くの費用がかかることから、政府の代わりに税金を取り立てる徴税請負人の仕事をしていました。

彼は、質量保存の法則など現代の化学に大きく貢献し、「近代化学の父」とも言われています。
当時の化学は錬金術のように「無から物質が生じたり、物質がいきなり消滅する」、と考えられていたため、化学者は反応後に「何ができたか」にしか注目していませんでした。
しかし、彼は「そんなことは無い」という信念のみで研究を続けました。

研究とは当人の信念によって行われているもので、何度も実験を繰り返し、失敗を重ねながら新たな法則、概念が導かれています。

それは今でも変わりません。
生涯をたった一つの研究に費やしていながらも成功出来ずに亡くなった科学者も多くいます。

私たち自然科学同好会の研究も、失敗の連続です。
実験の方向性があっているのか、できた物質が何なのか分からないことも多いです。
しかし私たちは、今は失敗の連続で、道に迷ったり悩んだり行き詰ったりすることが多くても、自分たちのしている研究が、「環境」を考える上での何かの布石になるという信念に向かって研究を進めています。

ラボアジェなどの偉大な科学者が発見したことは、当時の人にとってはなかなか理解されませんでしたが、今ではなくてはならない科学の基本法則となっています。

イエス様が人々にしてきたことも同じように、律法学者達から批判され十字架につけられて亡くなりましたが、今では聖書は全世界に広がり、私たちも礼拝の恵みにあずかることができています。

今日の聖書の箇所にあるように、自分の信念の為に何事も不平や理屈を言わずに行えば、自分が走ったことが無駄でなく、労苦したことも無駄ではなかったと、いつか必ずわかる時がくるのだと思います。

お祈りします

天の父なる神様、今朝も放送を通してですが礼拝から始められることを感謝致します。
私達は自分のやりたい事や信念に向かって進んでいますが、時には躓いてしまうこともあります。
そんな時でも、私達が最後まで自分を信じることができるようお守りください。
今日学校に来られない人に、私達以上のお恵みがありますように。
主イエス・キリストの御名によって、御前にお捧げ致します。アーメン。