SSH,活動報告

10月2014

第3回SSH特別講演会を開催しました。

10/24、慶応義塾大学経済学部教授で、環境科学会会長でもおられる細田衛士先生をお招きし、2014年度第3回SSH特別講演会を実施しました。

講演のテーマは『 環境経済学への招待 ….環境問題と経済成長… 』でした。

眼鏡とお髭の似合うダンディーな細田先生は、山梨や英和とのつながりに始まり、難しい環境経済学という学問を簡潔明瞭に説いてくださり、じつに内容の濃い時間となりました。本校のSSHでの取り組みや質疑応答にもお褒めの言葉をいただき、温かいお人柄に触れることができました。

【生徒の感想】

・先生の「勉強するときはあまのじゃくになっていい」というひとことが印象に残りました。「サイエンスは多数決ではないので、何事も鵜呑みにせず常識を疑ってみること。視点の多様性を持つように」とも教えられました。

・英和の校訓をとりあげ、「この順番が大切」と言われたことが忘れられません。

・人間が生きていくために行う活動は必然的に環境に負荷を与えてしまうので、経済と環境のバランスをどう図っていくかということが大切なのだと学びました。

・環境問題は地下資源より地上資源(都市鉱山)を有効利用していくのがポイントだと知りました。iPadやスマホ、PCなどから金属をリサイクルするという発想は驚きでした。

・講演会を聞く前は正直、あまり経済について興味がなかったのですが、人間とチンパンジーの進化の違いや産業革命を機にした人口爆発など歴史を紐解きながらのお話でとてもわかりやすかったです。

・「地球温暖化を疑っている時間的余裕はもうない」と先生がおっしゃったのが衝撃でした。それだけ深刻な状況なのだと理解しました。環境問題は私達にとって非常に身近な問題であり、一人一人の意識や行動にかかっているというメッセージに改めて考えさせられました。

ドイツの姉妹校シュテッテンとの交流

10月に実施したSSHドイツ研修では、ドイツ南部にある姉妹校シュテッテン・ギムナジウムを訪問し、素晴らしい交流の機会を与えられました。シュテッテンのホームページにも山梨英和の記事が掲載されています。この記事は、地元の新聞にも掲載されたそうです。

下記のホームページから、最初の記事の[mehr]をクリックしてご覧ください。

http://www.stetten-institut.de/index.php?id=534

第2回SSH特別講演会を開催しました。

9/26、東京理科大学 理数教育センター長を務める、秋山 仁先生をお招きし、2014年度第2回SSH特別講演会を実施しました。

講演のテーマは『 Spectacle Math-Magic Show 』でした。
おなじみのバンダナ姿で登場された秋山先生は、気さくな語り口とユーモアに満ちたパフォーマンスで、数学の世界を親しみやすく紹介してくださり、聴講者はみな終始にこやかに聞き入っていました。

【生徒の感想】
・先生の「才能は努力の後についてくる」という言葉が一番心に残りました。数学以外にも通用する名言のように感じます。私も才能がないからとすぐあきらめずにもっと努力していこうと思いました。
・今まで公式を丸暗記していましたが、先生より「20~30通りの公式を覚えて後はそれを活用するだけ。公式のプロセスを知れば理解が深まる」と教えていただきました。私は数学を改めて勉強したいと思いました。
・正直、私は講演会を聞くまで数学なんて生活の役に立つのかなと思っていましたが、先生がいろいろな道具を使って教えてくださったので、想像以上に楽しかったです。身近にも数学がたくさん使われていることがわかり、有意義な時間でした。
・正四面体を好きな形に切ってできる展開図のパズルや相手の嘘を見抜くマジックが面白かったです。数学には堅いイメージを抱いていましたが、別の視点からとらえることができ、興味が湧きました。
・先生も昔、数学が苦手だった頃があったとお聞きして、大変驚きました。とかく「苦手=嫌い」と決めつけがちですが、先生のおっしゃる「苦手でも好き」という感覚がとても新鮮でした。
秋山先生、素敵な講演会をどうもありがとうございました。

SSH ドイツ国バイエルン海外研修

実施期間  平成26年10月5日(日)~10月12日(日)

訪  問  先   ドイツ連邦共和国 ミュンヘン、アウクスブルク、フライブルク

日    程   10月5日(日) 甲府駅発・・・羽田空港→ミュンヘン空港・・・ホテル着

                    10月6日(月) ドイツ博物館見学                                                                                                                       姉妹校シュテッテン・ギムナジウム着(6~8日ホームステイ)

                    10月7日(火) シュテッテン・ギムナジウムにて研究発表、授業参加

                    10月8日(水) AVAアウクスブルク廃棄物再利用施設見学                               アウクスブルク市緑化・自然保護局見学

                    10月9日(木) 移動日(アウクスブルク…フライブルク)

                    10月10日(金) リヒャルトフェーレンバッハ工業高校訪問                          フライブルク市庁舎にて市の環境政策についてレクチャー                                                                 ヴォーバン団地見学

                    10月11日(土) ホテル発・・・バーゼル空港→ミュンヘン空港

                    10月12日(日) 羽田空港着

1日目(10月5日)

羽田空港から空路約12時間。生徒23名全員が無事ミュンヘンに到着しました。

2日目(10月6日)

ミュンヘンのドイツ博物館の見学を行いました。ドイツ博物館は、世界最大級の自然科学と工業技術の国立博物館と呼ばれています。ここで学芸員の方から英語で説明を受けながら、エネルギー利用の歴史などについて学びました。夕方にはアウクスブルクの姉妹校シュテッテン・ギムナジウムに到着。それぞれのホストファミリーと対面し、3泊のホームステイがスタートしました。

              

          

3日目(10月7日)

午前中はシュテッテン・ギムナジウムにて授業を体験しました。グループ毎に各教室に分かれ、英語で行われた生物や地学、政治経済、美術などの授業を受講。日本とドイツの違いについて意見交換をしたり、日本で起こった東日本大震災や御嶽山の噴火についての質問を受けるなど、活発な交流のときを持ちました。また、これまで進めてきた研究の発表もさせて頂きました。午後からはアウグスブルク市内を散策。市の長い歴史について学んだり、街中に見られる市民の環境保護への取り組みを観察したりしました。

          

          

          

4日目(10月8日)

午前中はAVAアウクスブルク廃棄物再利用施設を見学。午後からはアウクスブルク市緑化・自然保護局が管理する植物園を見学しました。実際の植物を観察しながら、再生可能エネルギーとしてのバイオマス資源のもつ可能性と今後の課題について説明を受けました。                              また、ホームステイ最終日となるこの日は、ホストを引き受けて下さったシュテッテンギムナジウムの先生方や生徒たちが、手作りの料理やデザートを持ち寄り、“SAYONARA PARTY ”を開いてくれました。

        

        

        

5日目(10月9日)

アウグスブルクからフライブルクへ移動。車窓からは緑豊かな大自然の中に並ぶ沢山のソーラーパネルや風力発電のための風車を見ることができました。

    

6日目(10月10日)

フライブルクでは、ドイツ全土で唯一太陽光発電技師の養成を行っているリヒャルトフェーレンバッハ工業高等学校を見学。学校の設備や太陽光エネルギーの利用方法について説明を受けました。また、フライブルク市庁舎では、フライブルク市のエネルギー政策や環境保護政策について学びました。その後は実際に街に出て、消費を生産が上回るプラスエネルギー住宅やパーク&ライドシステムなどの取り組みを見学し、大いに刺激を受けました。

        

        

        

7,8日目(10月11,12日)

10月11日、現地時間10時にホテルを出発。バーゼル空港からミュンヘン空港を経て、羽田空港に帰国しました。10月12日13時30分、予定より少々早く甲府駅に全員無事に到着しました。

8日間、実り多い研修を行うことができました。多くの方々のお支えに感謝いたします。