生徒,礼拝のひとコマ

7月2015

放送礼拝 文芸部

2015.7.7
文芸部
マタイによる福音書18:10~14
「迷い出た羊」のたとえ

文芸部は、毎年部誌を手作りしています。
今年も学園祭に向けて170冊の部誌「杏(あんず)」を作成しました。原稿集めや校正作業、そして印刷と、短期間で作業を行いました。
今年は70ページ、表紙や裏表紙、目次のページを入れると全部で38枚の紙に裏表の印刷を行いました。
印刷も、もちろんたいへんでしたが、刷り上がった原稿を1冊の「部誌」にまとめる、製本作業もとてもたいへんな仕事でした。
38枚の原稿を170冊分ですから、全部で6460枚の紙を、1枚ずつ重ね合わせて1冊の本に仕上げていくのです。
その過程の中で、6000枚以上もある紙の中から、1枚だけを見失ってしまう出来事が起こりました。 作業が遅れていた土曜日の夕方のことでした。「1枚ぐらいなくなっても、たった1冊落丁のある本ができるだけ、169冊できていれば学園祭の販売には充分間に合う」そんな考えも、心の中をよぎりました。
しかし、何となく気持ちが悪くすっきりしないので、とにかく見つけて完成させようと部員一同でその1枚の紙を探しました。
探すこと30分ほどして、やっと見つけ出しました。見つけた時には、せまい部室の中に、自然と大きな拍手が巻き起こりました。

この時初めて、この聖書の箇所の意味をはっきりと理解することができたような気がします。私たちは、この1枚の原稿のような存在かもしれません。一見、取るに足りない小さなものかもしれません。しかし、神様の目には大切な一人ひとりに映っているに違いありません。必要のないものなど一人もいないのです。また、私たちの周りにあるすべてのものも大切な存在なのだと気づきました。
みなさんは、同じように何か一つのものを見失い、それを探し求めた経験はありますか? 何かに挑戦している時に躓いて、時には自分を見失ってしまうこともあるかもしれません。
失ったものを探すこと、また探し求める努力をすれば、神様はもっと大きな物を与えて下さるのだと今回の部誌作りから学ぶことができました。

お祈りします。
神様、今朝も礼拝から一日が始められますことを感謝します。今日一日もあなたに守られて、過ごすことができますように。今日からテストが始まりますが、皆がしっかりとテストに臨めますようにお見守りください。このお祈りを、尊き主イエス・キリストの御名によっておささげします。アーメン