10月2015

「卒業生の活躍」

8月に韓国・ソウルで開催された「日中韓ユースサミット」に本校卒業生が参加しました。

 

山梨日日新聞 2015年10月 2日付(PDF)

山梨日日新聞「10代の意見 」に掲載されました。

山梨日日新聞「10代の意見 (10月6日、17日、20日付)」に本校生徒が掲載されました。


山梨日日新聞 2015年10月 6日付

 


山梨日日新聞 2015年10月17日付

 


山梨日日新聞 2015年10月20日付

高校入試説明会のお知らせ


山梨英和高校入試について説明会を開催します

「山梨英和高校は文部科学省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)です!」

日 時(いずれの説明会も同一内容)

● 第1回説明会 2015年11月14日(土)9:30開始

● 第2回説明会 2015年12月5日(土)9:30開始

★ ナイト説明会 2015年11月19日(木)18:30開始

(ナイト説明会は保護者同伴でご参加ください)

 

会 場 山梨英和高校

対 象 中学3年生および保護者

 

「英和の教育」をご理解いただく機会となりますように、

多くの受験生・保護者の皆様のご参加をお待ちしています。

 

「一人ひとりを大切に育てる教育が

高い現役合格率を生み出しています」

 

内容

山梨英和の教育について  2016年度入試について

入試の傾向と対策  願書配布  過去問配布

個別相談・キャンパス見学(希望者)

 

※申し込み方法

1、中学校経由で申し込み(各中学校の指示に従ってください)

2、直接本校に電話またはメールにて申し込み(当日受付可)

高校入試説明会PDF

強歩大会について

本日は予定通り強歩大会を実施いたします。服装・準備を整えて、8:20までに整列完了してください。スクールバスは強歩大会時刻です。健康チェック表を忘れずに持参してください。

小学生理科実験講座を開催しました

10/10(土)、恒例の小学生理科実験講座第2回目を開催しました。これは、山梨県生涯学習推進センターのU21チャレンジ講座の科学ボランティアとして自然科学同好会の生徒達が講師となり、小学生を対象に毎年2回行っているものです。今回は、高1-4の生徒も一緒に「色が現れた!消えた! 感熱紙の実験」を行いました。

ワープロや券売機の切符、レシート、ガスや水道の検針票などに使われている感熱紙ですが、どのようにして印字できるのかなどは普段考えません。でも、ちょっと考えると不思議です。ドライヤーの熱風をあててみると、紙の片面だけが黒くなることから、紙の表面に何か塗ってあることがわかります。黒く変色したところにキンカン(虫刺され薬)を塗ったり、ポッカレモンや塩酸をたらすと・・・。色の変化にちょっとびっくりしました。黒くなった紙を、エタノールに入れると、あっという間に真っ白です。そのエタノールに塩酸や重そうを入れるとそれぞれ色が変化します。これらの実験を通して、紙に塗ってある色素と顕色剤の反応のしくみを確かめました。そして、爪などでこすると摩擦熱でも黒くなることもわかりました。もう一つ、この色素は、酸性で黒くなるので、アルカリ性のキンカン(アンモニア)や重そうで中和すると色が消えることもわかりました。身の回りの化学変化について楽しく実験することができました。

生徒たちは、予備実験を行い、説明内容を皆で打ち合わせて準備をしました。小学生にわかってもらうためには、自分がしっかりわかるだけでなく、説明の仕方にも工夫が必要です。CATVの取材も入り、始めはカメラに緊張していましたが、説明しているうちにわかってもらうことに集中できて、途中の休憩時間には、担当の小学生との会話も弾んでいました。生徒たちにとってもとてもいい経験になりました。

**********お知らせ***********

当日の様子が10/19(月)~10/25(日)のCATV「街かどトピックス・甲府」で放送予定です。
【月・金】8:00~ 19:00~【火・土】9:00~ 20:00~【水・日】正午~ 21:00~【木】13:00~ 22:00~
※県議会中継等で変更になる場合もあります。ご了承ください。

 

 

放送礼拝 御園生先生

「ノーベル賞のメッセージ」             2015/10/13

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(マタイ5-9)

ペトロへの手紙4-10~11

 

10月5日に韮崎出身の大村智先生のノーベル賞医学生理学賞の受賞が決まりました。昨年5月のSSH講演会で先生のお話を伺ったのを思い出した人も多いと思います。そして、翌5日には、スーパーカミオカンデ実験グループの梶田隆章教授が物理学賞を受賞しました。高3-4の人は、一昨年のスーパーカミオカンデの見学を思い出したことでしょう。

 

そもそも、ノーベル賞は、どのように始まったのでしょうか?これは、ダイナマイトの開発者として知られる、スウェーデンの発明家のアルフレッド・ノーベルの遺言で設けられたものです。どんな遺言か知っていますか?

アルフレッド・バルンハート・ノーベルの遺言「換金可能な私の全財産により、基金を設立し、その利子は、毎年、その前年に人類のために最大の貢献をした人たちに、賞の形で分配されるものとする。この利子は、五等分され、以下のように配分される。---- 1つ目は、物理学の分野で最も重要な発見または発明をした人物に、2つ目は、最も重要な化学上の発見または改良をなした人物に、3つ目は、生理学または医学の領域で最も重要な発見をした人物に、4つ目は、文学の分野で理想主義的傾向の最も優れた作品を創作した人物に、そして5つ目は、国家間の有効な軍隊の廃止または、削減、及び平和会議の開催や推進のために最大もしくは最善の仕事をした人物に。そして、賞を与えるに当たっては、候補者の国籍は一切考慮されてはならず、スカンジナビア人であろうとなかろうと、もっともふさわしい人物が受賞しなくてはならないというのが、私の特に明示する希望である。」というものです。

ノーベルは、1855年に知人の化学者(アスカニオ・ソブレロ)が発明した爆薬、ニトログリセリンを知りますが、その取り扱いが非常に難しかったので何とかできないかと考えました。そして、工夫を重ね、実験を行い、安全に使えるダイナマイトを発明します。その後1863年にスウェーデンで特許を取りました。その後、工事現場での岩盤の破壊などの効率を上げるものとして広く用いられるようになり、莫大な富を得ました。

ところが一方では、ノーベルの意思とは無関係に、ダイナマイトは、爆薬として戦争に用いられたため、大変心を痛めていました。そこで、先に紹介した遺言状を作ったのです。

そもそもノーベル賞は、ノーベルの平和を求める理念に基づいて創られた賞なのです。 そのため、原爆開発のマンハッタン計画において、核弾頭の基礎計算で最も重要な働きをしていたファインマン博士は、それ以外にいくつもノーベル賞を貰えるような研究をしていたのですが、ノーベル賞が与えられたのは、1965年、つまり、原爆投下から20年目のことだったのです。しかも、その年、同時に、日本の朝永振一郎博士にも物理学賞が与えられています。この年の、ノーベル賞からは、原爆を落とした側と落とされた側を同時受賞させるということで、「和解と協調の年」というメッセージが読みとれるのです。

さて、みなさんは、舌を出した写真で有名なアインシュタインの名前は、よく知っていると思います。 相対性理論の基礎を築いた人として有名ですが、ノーベル賞は、1921年に、相対性理論とは直接には関係のない「光量子仮説」というテーマに与えられています。彼は、第一次世界大戦中も平和主義を掲げ、公然と戦争を批判していました。ところが、第2次大戦前の1939年には、ドイツによる核兵器開発の恐れを懸念し、アメリカの原爆開発を勧める手紙にサインしています。しかし、1945年広島に原爆が投下されたと聞いて絶句したと言われています。 その後は、核兵器廃絶の訴えの先頭に立って奔走していました。このように、世界の多くの物理学者が核の危険性と平和の重要性を訴え続けています。日本でも湯川・朝永博士を始め多くの学者が平和運動に力を尽くしています。世界の国々も、そして、ノーベル賞も、日本の科学者をはじめ、日本人に、「核は使用してはならない」「平和は最も重要だ」という決然とした意志を表明することを期待しています。

原爆の父として知られるロバート・オッペンハイマー、水爆の父エドワード・テラーは、二人とも物理学の業績だけを考えれば超ノーベル賞級の学者ですが、受賞できませんでした。フリーマン・ダイソン博士は、物理学に非常に大きな業績を残していますが、この人の「軍事科学への協力」はあまりにも有名なため、今のところ受賞に至っていません。ほかにも、ナチス・ドイツに協力した科学者は、一切ノーベル賞から退けられています。

今日の聖書の箇所では、「自分に与えられたたまものを、ただ使うだけでなく、それにふさわしく使いなさい」と述べられています。ノーベル賞においても、その賞に値する人は、平和賞でなくても、科学の分野で優れているだけでなく、その能力を正しく世界平和のために使うことが求められているのです。

今回ノーベル賞を受賞した大村先生は、医学の分野での功績ももちろん大きいのですが、アフリカの難民などを訪ねては、無料で薬を配ったりして長年現地の人たちに寄り添った活動をされています。そのため、日本のシュバイッツァーと言われることもあり、ノーベル平和賞に値するとも言われています。大村先生は、そういう意味でもノーベル賞にふさわしい方なのですね。

ノーベル賞には、いつも、大きなメッセージが込められていたのです。ノーベル賞はすごいと思うけど、自分には関係ないと思っていませんか?  私も、そう思っていました。でも、このように、その中に込められたメッセージがわかると、私たちが世界から何を求められているかがわかるのです。

マタイによる福音書の5章に「平和を実現する人は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」という一節がありますね。私たちが「平和を実現する」ためにできることは、何でしょうか。

今週末には、ウォーカソン、11月には全校修養会があります。その中で、他者のために走る事や、周りの人との絆について、そして平和について考える機会があります。戦争はなぜなくならないのでしょう?爆弾や武器を売ると莫大な利益になるからだという人もいます。どんなに利益になったとしても、自分の家族や大切な友人の頭の上にその爆弾が落とされるとわかっていたら、それで利益を上げようという人はいないはずです。ですから、世界中に一人でも多く大切な友人を作ることは、世界平和に繋がると言うこともできますね。

平和を求めて、小さなことからでも何か行動を起こしたいと思います。

「お祈りします」

天の父なる神様。今朝も、礼拝を持って一日を始めることができ感謝いたします。平和を求めるというのは、言うのはたやすいことですが、小さな私達にできることは、なかなかないように思います。けれど、まず、今できる事から始めたいと思います。そして、自分に与えられた「たまもの」をより良く使って、周りの人達と関わることでたくさんの絆を結び、その絆を、世界に広げて行けたらよいと思います。まず、身の回りの人の良いところを一つでも多く見つけられるよう、私達の目を開いてください。私達一人一人ができることは、小さな事ばかりかもしれませんが、それが神様の御心に適い、平和を実現することになりますように。そして、小さな事1つでも行動を起こせますよう私達を強めお導き下さい。この祈りを尊き主イエスキリストの御名を通して御前にお捧げいたします。 アーメン

「SSH ビオトープ」が始動しました。

10/3、「SSH ビオトープ」が始動しました。

乙女花壇の太陽光・風力発電の南東側に、ビオトープを設置しました。

晴天の土曜の午後、穴掘りのために、「親父の会」から6名のお父様方も駆けつけて下さいました。環境委員と自然科学同好会の生徒を中心に20名ほどの生徒で、アクアフォレスト(ビオトープ専門の会社)の汐様の指導で、ハート型の「湧水の心池」を設置しました。お父様方が大きな穴を掘り、生徒も馴れないながら猫車(手押し車)で土を運んだりしました。水を入れて、池の周りにユキノシタやホトトギス、シダなどの植栽をして完成しました。2~3週間して池の底に水を浄化する微生物などが住み着いたら、メダカも入れる予定です。植物や動物をはじめ、周りの環境の変化を見守りながら、みんなで育てていきましょう。

スペシャルサタデーで「イカの解剖」を実施しました

9月19日と10月3日のスペシャルサタデーで、恒例の「イカの解剖」実験を行いました。

普段よく口にしているイカですが、何も見ないで絵を描いてみると・・・眼が胴についていたり、足が皆同じ長さで8本だったり・・・意外と知らないことだらけです。まず、軟体動物について仲間捜しをしてから、観察・解剖しました。頭だと思っていた部分は胴体で、その下に頭(もちろんここに眼があります)、さらに足が10本(8本+長いものが2本)あり、その中央に口がありました。「頭足類」と言われるわけがわかります。ボタンとボタン穴、吸盤の付き方や角質環、口のカラス・トンビ、そして血液の色も確かめました。目と目の間には、クリーム色の脳も見えました。目玉の中には透明な丸い水晶体(レンズ)があり、字の上に置くと拡大されるのがわかりました。最後に、墨袋を取り出し、その墨で「イカ」と書いたりしました。意外に粘りけのある墨でした。

始めは、触るのを躊躇していた人もだんだん夢中になり、あっという間の2時間半でした。中2での動物についての学習にイカして下さいね!

山梨英和創立126周年記念コンサート「イタリア古楽コンサート-《聖と俗》-」 公演情報

山梨英和創立126周年を記念して、「イタリア古楽コンサート―《聖と俗》―」を開催いたします。

どうぞご来場ください。

 

日 時:2015年11月14日(土) 午後4時30分開場、午後5時開演

場 所:山梨英和大学グリンバンクホール(甲府市横根町888)

入場料:無料(保育ルーム有り)

お問い合わせ
学校法人山梨英和学院法人本部総務部
TEL(055)223-6010


山梨英和創立126周年記念コンサート(PDF:1.5MB)

 

 

高校合同礼拝 大島先生

2015年10月7日(水) 高校合同礼拝

 

<讃美歌>   411番 「うたがい迷いの」

<聖書>   マタイによる福音書第10章16節

16) わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。       だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。

 

先月のシルバーウィーク、久しぶりに父とゆっくり話をする機会があったのですが、半日も経たないうちに、もう今後しばらくは父と話をしたくないという気持ちになってしまいました。私はこれまでの自分の経験から、先月成立した安全保障関連法案に大賛成な人ってどんな人なんだろうと不思議に思っていましたが、それがこんな身近にいたなんて、本当に驚いてしまいました。

 

安保法が成立し、日本は集団的自衛権の行使が初めて可能になりました。アメリカなどが武力攻撃を受けた際、日本が攻撃を受けていなくても武力の行使が可能になりました。また「国際平和支援法」が制定され、これにより政府は、必要に応じてそのつど特別措置法を作らなくても、自衛隊を迅速に派遣できるようになります。国際貢献においても、これまでは主にみずからの身を守るための必要最小限の武器の使用のみ認められていましたが、任務を遂行するための武器使用まで認められることになります。

 

私の父は、赤ちゃんの頃、祖母の手に抱かれて甲府空襲の火の海を逃げ回った経験があります。戦争になっても構わないとは絶対に思っていませんし、むしろ安保法が成立したことでこれからの日本は安全になったと思っているようです。しかし一方で、この法律のせいで日本が戦争に巻き込まれやすくなったという見方があり、それより何より多くの法律家が憲法に違反していると指摘している点に問題があると私は思っています。

 

私は英和で育ち、常日頃から平和の大切さを考える機会を与えられました。その後もミッションスクールで教師を続け、日本が戦争に至った過去の歴史を学び続けました。権力によって踏みにじられ、戦争へと巻き込まれていった人々の悲痛な叫びは、今、同じく英和で学ぶ皆さんの心にも、修学旅行やその事前学習を通して深く突き刺さっているはずです。今朝はみなさんに、2冊の本をご紹介します。

 

この『茶色の朝』という本は、1998年にフランスで出版され、2003年に日本で紹介されました。主人公である「俺」が暮らす国で、ある日、ペット特別措置法という法律が施行されることになりました。ネコは茶色のものしか飼ってはいけないことになり、「俺」のネコは安楽死させられます。「俺」は胸を痛めますが、科学者や国の偉い人が「茶色いネコがもっとも都市生活に適していると証明したらしい」と聞き、仕方ないと思うようになりました。茶色ではないイヌが安楽死させられたときも、驚き、悲しいと思いますが、あまり感傷的になっても仕方ないと事態を受け入れていきます。そのうち、このペット特別措置法を批判し続けていた新聞が廃刊になり、イヌやネコや動物の前に「茶色の」とつけていない単語が出てくる書籍がすべて強制撤去されていきますが、うっとうしいと思いつつ、法律に違反するのはよくないと諦めてしまいます。やがて「俺」は茶色のネコを飼い始めるようになり、自分は規則を守っているとすっかり安心し、街で起こっていることに無関心になってしまいました。しかしそんなとき、信じられないことが起こります。ペット特別措置法が過去にさかのぼって適用されることになり、以前に茶色ではないイヌやネコを飼っていた人も罪に問われることになったのです。

俺は激しく後悔します。最初にペット特別措置法が課されたときに、もっと警戒すべきだったんだ。しかし同時に言い訳も次々に浮かんできます。政府の動きは素早かったし、俺には仕事があったし、毎日やらなきゃいけないことも多かったし、他の人もごたごたはごめんだからおとなしくしているんじゃないか。

 

もう1冊、この『戦争のつくりかた』という本は、2004年に日本で発行されました。

戦争しないと決めたはずの日本が、戦争できる国になるためには何をどう変えればいいのか、解りやすく書いてあります。一部ですが読んでみましょう。

 

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私たちの国は、60年ちかく前に「戦争しない」と決めました。

だからあなたは、戦争のためになにかをしたことがありません。

でも、国のしくみや決まりを少しずつ変えていけば、戦争しないと決めた国も、戦争できる国になります。

その間には、たとえば、こんなことが起こります。

わたしたちの国を守るだけだった自衛隊が、武器を持ってよその国にでかけるようになります。

世界の平和を守るため、戦争で困っている人びとを助けるため、と言って。

攻められそうだと思ったら、先にこっちから攻める、とも言うようになります。

戦争のことは、ほんの何人かの政府の人たちだけで決めていい、というきまりを作ります。

ほかの人には、「戦争することにしたよ」と言います。時間がなければ、あとで。

政府が、戦争するとか、戦争するかもしれない、と決めると

テレビやラジオや新聞は、政府が発表したとおりのことを言うようになります。

政府に都合の悪いことは言わない、というきまりも作ります。

戦争が起こったり、起こりそうなときは、お店の品物や、あなたの家や土地を、軍隊が自由に使えるというきまりを作ります。

いろいろな人が軍隊の仕事を手伝う、というきまりも。

たとえば、飛行機のパイロット。お医者さん、看護師さん、トラックの運転手さん、ガソリンスタンドの人。

戦争には、お金がたくさんかかります。

そこで政府は、税金を増やしたり、私たちのくらしのために使うはずのお金を減らしたり、

私たちからも借りたりして、お金を集めます。

みかたの国が戦争するときには、お金をあげたりもします。

私たちの国の「憲法」は、「戦争しない」と決めています。

「憲法」は、政府がやるべきことと、やってはいけないことを私たちが決めた、国のおおもとのきまりです。

戦争したい人たちにとっては、都合の悪いきまりです。

そこで、「私たちの国は、戦争に参加できる」と、「憲法」を書きかえます。

さあ、これで私たちの国は、戦争できる国になりました。

政府が戦争すると決めたら、あなたは国のために命を捨てることができます。

政府が「国際貢献だ」と言えば、あなたは国のために命を捨てることができます。

戦争で人を殺すこともできます。

人のいのちが世の中で一番たいせつだと、今まで教わってきたのは間違いになりました。

一番たいせつなのは、「国」になったのです。

もしあなたが、「そんなのはいやだ」と思ったら、お願いがあります。

ここに書いてあることがひとつでも起こっていると気づいたら、「たいへんだよ、何とかしようよ」と言ってください。

おとなは「いそがしい」とか言って、こういうことになかなか気づこうとしませんから。

私たちは、未来をつくりだすことができます。

戦争しない方法を、選びとることも。

 

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10年前に書かれたこの本が、今となっては予言の書のように私には思えます。安保法案が承認された今、問題は「その先」になにが起きるかにかかってきました。しかしこの法案はあまりに複雑で、何が決まったのか一般市民には解りにくいと指摘されています。よく解らないし、自分にはあまり関係がなさそうだし、とにかく今は忙しいし、そう思っている人も多いと思います。しかし来年の6月からは選挙権を持つ年齢が18歳以上に引き下げられ、ここにいる多くの人が新たに政治に物言う権利を与えられるのです。

 

最後に、キング牧師の言葉と、聖書の御言葉に耳を傾けましょう。

 

「The ultimate tragedy is not the oppression and cruelty by the bad people but the silence over that by the good people.」

最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である。

 

「We must combine the toughness of the serpent with the softness of the dove, a tough mind and a tender heart.」

私たちは、ヘビの強靱性とハトの柔軟性を兼ね備えなければならない。不屈の精神と優しい心を。

 

<聖書>   マタイによる福音書第5章9節

9)   平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。

 

ひとことお祈りいたしましょう。

すべての恵みの源である、天の父なる神様。この朝も、学校での礼拝から一日を始めることができました。心から感謝いたします。

神様、不信仰なわたしたちは時に、あなたの姿が目に見えないからといって、不安や恐れの中に沈み込んでいってしまいそうになります。けれども神様はいつも、私たちを見えざる手で支え、祈りに応えて折にかなった助けを差し伸べてくださいます。

時代が大きくうねり、変化しようとしている今、どうかわたしたちに蛇のような賢さと、鳩のような素直さを与えてください。たとえ狼の群れの中にあっても、平和を実現する者としてあなたの御言葉を守っていくことができますよう。

主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン