SSH,活動報告

12月2015

第5回SSH特別講演会を開催しました。

12月12日(土)、NPO法人「ルワンダの教育を考える会」理事長の永遠瑠(とわり)・マリールイズ先生をお招きし、2015年度第5回SSH特別講演会を実施しました。講演テーマは「教室には夢がある~ルワンダの悲劇から学んだこと」です。

先生は21年前に起きたルワンダの大虐殺の時、さまざまな奇跡が重なって生き延びることができたこと、内戦後、女性たちの平和を希求する思いが現在のルワンダを形作っていること、教育は人に無限の可能性を与えてくれるという思いから小学校を建設して教育普及活動をされていることなどをお話ししてくださいました。壮絶な経験をした人にしか語れない言葉に、私たちは心を揺さぶられました。

講演会後、生徒からは「今の日本の平和のあり方について、どう思われますか」、「今、世界では大きな紛争がありますが、犠牲になるのは女性や子どもだと思います。そうした人々を助けるために今私たちができることは何かありますか」、「夢のある教室を作るのに何か心がけていることはありますか」など、質問がたくさん出されました。

以下は聴講者の感想です。

【生徒の感想】

○今日のお話の中で一番心に響いた言葉は、「嫌なことから目をそらさない」です。私は嫌なことがあるとすぐに逃げてしまいます。でも、それは自分が損をしているのだと思いました。これからはちゃんと嫌なことと向き合い、一緒に歩んでいこうと強く思うことができました。今回、私の中で2つの目標ができました。1つ目は「絶対困っている人を助ける!」、2つ目は「絶対いつかルワンダに行きたい!」です。この目標が達成できるよう、夢のたくさん詰まった教室で学んでいきたいと思います。またいつか会える日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。(中学1年生)

 

○「わからないってさみしくない?」-そうおっしゃったとき、ドキッとした自分がいました。今まで世界のことを知ろうとせず、当たり前だと思う生活をしていました。しかし、先生のお話を聴き、出会いの大切さや幸せな日常、学べる環境があることがどれだけ幸せかがわかりました。わかってくれない寂しさを知りながらわからないことを自ら知ろうとしない私たちですが、これからは自ら学びそれを活かせる人になりたいです。また、人のために生き、人に幸せを与えられるような人になりたいと思いました。いつかルワンダに行き、子どもたちの笑顔が見たいです。(中学2年生)

 

○私はこの講演会のときに流れた映像を観て、胸が締め付けられました。世界のリーダーたちは先日のフランスの同時多発テロ発生後、空爆を行いました。私は映像を観て、それでは余計に人々に憎しみの心が増していき、再び世界が戦争に巻き込まれるのではないかと思いました。私は当初祈ることしか今の私たちにはできないと思っていました。しかし、今日、先生のお話を聴いて、まず当たり前の生活がどれほど大事なのかに気付き、日本が70年間で発展できたのは平和のおかげで、平和を感謝し、人々の様々な意見を吸収して私たちがいろいろな世代の人たちに伝えていくことが大切だと分かりました。私も様々な事情に苦しんでいる人を救う人になりたいと思いました。(中学3年生)

 

○「学校には夢がある」-とてもステキなメッセージだと思いました。私たちは普段の生活にあまりにも慣れてしまって、そのありがたみを忘れてしまっていると感じました。私達には想像もできないほど辛く、苦しく、悲しいご経験をなさった先生から出てくる一言一言が、非常に重みがあって心にささりました。

I learned how important our relationship is.  I think it amazing that the relationship saved you and your family.  In the video that you showed us, the students were smiling, were so shiny, and were so beautiful.  You do your best and do everything that you can.  I want to do my best.  And I want to thank for my daily life.  I’ll work hard.  Thank you for giving us a wonderful speech!!

(高校1年生)

 

○今日のお話を聴いて、私はどうしてこんなにも世界のことを知らないのだろうと思いました。日本はいろいろな国にお世話になっているにも関わらず、一部の国のことしか報道せず、困っている人がたくさんいたとしても、日本人の中にはその国のことも日本との関係も知ることができない人がたくさんいます。例えばコンゴ共和国。私たちが使っている携帯電話の部品がコンゴ民主共和国でつくられていることを私は知りませんでした。また、当たり前のことだと思ってしまっていることにも感謝しなければいけないなと思いました。平和に生活できること、恐れることなく眠れることなど。今の日本にとっては当たり前のことかもしれませんが、感謝しなければいけないと改めて感じました。お互いに苦しめあう争いがなくなるような未来にしたいと思います。(高校2年生)

 

○「ひとりひとりの夢が私の夢になる」-親としてどうあるべきかを教えていただいたように思います。夢を持つことが生きる術になることを我が子と話してみたいです。私も子どもの味方になりたいと思います。日本にいると平和で、安心して眠れない夜はないので、子どもたちはもちろん親でさえも毎日が幸せであることを自覚せずに生きています。本日のお話で、子どもたちがその幸せを当たり前でないことだということを感じてくれたら嬉しいです。すてきなお話をありがとうございました。(保護者)

 

マリールイズ先生、どうもありがとうございました。

 

  

  

  

12/13日付 朝日新聞山梨版にも掲載されました。

2015年度 SSHドイツ国南部研修報告会を開催しました。

12月12日(土)、2015年度 SSHドイツ国南部研修報告会を開催しました。高校2年生の理系クラスの生徒17名は、今年の10月、6泊8日でドイツのミュンヘン・アウクスブルク・フライブルクを訪れ、環境に関する先進的な取り組みを学んできました。また、姉妹校のシュテッテン・ギムナジウムでは2年間にわたって取り組んできた課題研究を英語でポスター発表してきました。今回の報告会では、ドイツで見聞きしてきたことを報告し、地元の山梨あるいは校内でどのように環境に配慮した取り組みを実践できるかを提言しました。

【報告内容】

①ドイツ博物館で学んだドイツの再生可能エネルギーについて
②シュッテッテン・ギムナジウムでの発表、ドイツの家庭での取り組み
③アウクスブルク市自然緑化保護局
④フェーレンバッハ高校の取り組み・フライブルク市環境政策について
⑤ヴォーバン団地の取り組み
⑥フライアムト村の取り組み
⑦高校2年4組が考える環境についての提言

 

  • 生徒たちが今後取り組もうとしている内容は次の3点です。
  ①Kid’s ISO14000プログラムの実施
  ②「みんなに嫌われない」ゴミ箱の設置、ゴミを捨てることへの意識を変える取り組み
  ③山梨県への提言書の提出

 


報告後には、参観者から「ドイツ博物館での再生可能エネルギーについて。どれが次世代の発電になると思いますか。どう改善すればもっと良い方法になると思いますか」、「ドイツと日本で環境が違い、ドイツは牧畜文化、日本は農耕文化ですが、今後、どんなふうにその文化の違いをすりあわせていくつもりですか」などの質問が出され、活発に意見交換がなされました。
以下は参観者の感想です。

 

【一般・保護者】

○とてもわかりやすい報告会でした。短い期間ではありましたが、得たものは多かったと思います。“まずは環境への意識を変える”という言葉が印象的でした。この経験を先の行動へとつないでいってほしいと思います。ありがとうございました。

○報告会全体がとてもまとまっており、とても聴きやすくパワーアップされていて驚きました。生徒一人一人の資料のまとめ方、発声についてもかなりのレベルアップがされたと感じました。現地での英語でのポスター発表の再現は、生徒の発音についても触れることができ、その英語力にとても力強さを感じました。このように発表できるまで導いてくださった先生方に感謝の気持ちを持ちました。最後の提言は感銘を受けました。ただ研修として見て経験するだけでなく、自分たちにできることを考え実行しようとする、とても力強い生徒の姿を感じます。他クラスの取組をも巻き込み、相互に作用、相乗効果を考えるところがすばらしいと思いました。

 

【高校1年生】

○今日は先輩方のドイツ研修で得たものや感じたものを知ることができ、とても勉強になりました。環境問題においてドイツがとても進んでいること、生徒や一般の人たちの意識がとても高いことを知り、驚きました。今年、私たちも課題研究を始めたので、来年ドイツでしっかり発表するためにも一生懸命実験をして、まずは日本語でしっかりまとめておこうと思いました。

○自分が今まで知らなかったドイツの政策や家庭での取り組みについて学ぶ良い機会となりました。都心部から農村にかけて、国内全土で環境に対して何らかの政策を立てているというのは、日本の見習うべきポイントだと感じました。「デポジット制」の具体的内容があまりわからなかったので、ドイツについて調べる際に気にかけてみようと思います。

環境先進都市フライブルク市は、1970年代に原発開発計画が持ち上がりましたが、市民が話し合いを重ねた結果、脱原発路線をとることになったそうです。市民が社会参加して住みやすい街づくりが行われている様子を実際に見てきたことは、来年選挙権を得ることになる高校2年生の生徒たちにとって大きな学びになりました。

 

 

  

  

 

「東京大学一日入学」を実施しました。

11/20、高校1年4組の生徒を対象に「東京大学一日入学」を実施いたしました。アカデミズムの最先端にふれ、生徒達の課題研究推進をいっそう高められるよう、本校がSSH認定初年度より続けている行事のひとつです。
東京大学弥生講堂会議室にて 農学生命科学研究科の露木聡先生による模擬講義にはじまり、アジアやアフリカからの留学生との懇談、学食体験、地震研究所や国際植物材料科学研究室、工学系研究科環境システム研究室の見学、校内散策(安田講堂や赤門、三四郎池)など多くの貴重な体験をすることができました。

【謝辞】この行事を進めるに当たり、とりわけお力添えいただいた東大の露木 聡先生、そして受け入れにご快諾いただいた斎藤幸恵先生、白井浩介氏、黒澤 隆氏、留学生の皆様、また一日案内役をしてくださったTAの小原 茜様に心より感謝申し上げます。
     

             

     

     

バイオディーゼルで点火式を行いました。

11/26、毎年恒例のクリスマスツリー点火式が行われました。今年度もツリーへの点火は自然科学同好会の生徒達がバイオディーゼル燃料を活用して行いました。

賛美歌を歌った後、カウントダウンとともに中学ロータリーのモミの木に灯りがともると、生徒達の間から大きな歓声が上がりました。

山梨日日新聞(11/27付)にも掲載されました。

  
  

 

「青少年のための科学の祭典~山梨大会~」でボランティア活動をしました。

11月21日(土)、山梨県立科学館で、毎年恒例の「青少年のための科学の祭典~山梨大会~」が開催され、本校からも自然科学同好会の生徒たちがボランティアとして参加いたしました。
山梨英和は中学生7名、高校生6名が3班に分かれ【ソーラークッカー】、【放線菌とペーパークロマト】、【おりがみ科学】のブースを担当、解説と指導にあたりました。当日は曇天でしたが多くの児童生徒が訪れ、実験や工作などを通して科学の面白さを体験しました。閉館の午後5時まで参加者はとぎれることなく、生徒たちは一生懸命説明につとめました。

科学の祭典HP→http://www.kagakunosaiten.jp/about/about.php

  

  

「第13回山梨科学アカデミー児童・生徒科学賞」を受賞しました!

本校・自然科学同好会が第13回(平成27年度)山梨科学アカデミー児童・生徒科学賞を高等学校部門で受賞しました。11/30(月)の表彰式では、「富士山の自然を支える土壌、それを支えるササラダニ類の分布と系統を調べ、富士山の多様性の豊かさを明らかにした」と審査員の先生より講評をいただきました。3年連続で栄誉に輝けたことは生徒達の自信につながりました。

受賞歴:詳しくはこちらを参照
第13回…「富士山北麓のササラダニ類の多様性調査Ⅰ」
第12回…「廃グリセリン処理物からの酵母による油脂生産」
第11回…「ササラダニによる山梨県甲府市愛宕山の森の環境評価」
「太陽熱を利用した廃食油からのバイオディーゼル燃料生産」

この山梨科学アカデミーは、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智名誉会長が中心となり、県内の科学技術の振興および人材育成を目的に創設された法人です。新聞掲載記事(山梨日日新聞12/1付)
   

 

   

 

受賞したダニ班が新聞掲載されました。

先日、日本学生科学賞にて県教育庁賞を受賞した本校・自然科学同好会のダニ班が読売新聞(11月19日付)に掲載されました。

詳しくは過去ログをご覧ください。