生徒,礼拝のひとコマ

3月2016

放送礼拝 中学宗教委員会

コリントの信徒への手紙Ⅰ 10章13節

今日の聖書の箇所には、“神様は私たちを耐えられないような試練にあわせない”、と語られていました。私はそれを、乗り越えられない試練はないというふうにとらえています。

私の人生を大きく変えてくれた出会いがあります。それは書道との出会いでした。書道と出会っていなかったら、今の自分は何も夢中になるものがなかったと思います。それくらい書道は私の生活に重要な意味を持っています。

小学校の書き初め大会で入選し、このことから何気なく習い始め、今年で8年目を迎えようとしています。習い始めの頃は週2回、ただただお稽古に行くだけが楽しみだったのを覚えています。また、年々自分の字が上達していく喜びとうれしさを感じるようになるのと同時に、毎日が忙しく、なかなか練習できずに練習量への不安も感じるようになりました。

3年前、私は山梨英和に入学し、中学校生活をスタートさせました。また、部活動では聖歌隊への入部を決意したため、ますます忙しい日々となりました。そんな中で思い通りに書くことができず、結果が残せないときも多々ありました。そんなとき、書道教室の先生から、「結果も大事だけれど、結果が全てではない。その過程が一番大事なんだ。」そう教えていただきました。今でもこの言葉を胸に、どんなに忙しくても自分なりに書道に一生懸命取り組んでいます。

神様は決して乗り越えられない試練はお与えになりません。試練と同時にそれから逃れる道を備えてくださり、私たちが試練を通して成長し、試練に向き合っていくことを望んでおられると思います。書道との出会いを通して、私はそのことを学ぶことができました。

あと数日で中学の卒業式を迎え、今月には義務教育期間を終え、来月には高校生活を始めようとしている私たちは、これからもっと大きな試練に出会い、それに立ち向かうことになると思います。けれども、神様から与えられた試練はこれからの人生の大きな糧となることを信じています。試練と同時に逃れる道も備えてくださる神様を信じて、日々歩んでいきたいです。