プロフィール | 山梨県出身 早稲田大学第一文学部日本文学専攻卒業 山梨大学大学院教育学研究科教科教育専攻(国語教育)修了 修士(教育学) 山梨県立文学館・高等学校等を経て現職 |
---|---|
所属学会・協会・委員会等 | 初年次教育学会 |
専門分野 | 国語表現教育 日本近代文学 山梨学・表象文化論 |
研究内容・関心のあるテーマ | 国語表現教育の分野では、大学生や高校生の思考力と表現力を育成する方法と教材を開発して、授業や高大連携講座で実践しています。近現代文学の分野では、主に芥川龍之介の小説に現れる夢や無意識のモチーフを研究しています。山梨の文化論に関しては、地域ゆかりの文学・音楽(志村正彦の歌詞など)・映画について考察しています。 |
研究内容のココが魅力! | 夜見る夢をひとつの小説として捉えてみましょう。その作者は私たちの無意識です。日々の経験はある種の記号として記憶され、それらが無意識の世界で重ね合わされたり変形されたりして、夢が作り出されます。芥川龍之介もそのようにして夢を描きました。晩年の小説『歯車』では夢の表現に加えて、「イライラする―tantalizing―Tantalus―Inferno…」などの言葉の連鎖によって、自らの無意識を顕わにすることも試みました。文学作品と夢や無意識の関係を言語の分析を通じて探究することには、新しい思考の可能性とその悦びがあります。 |
主な担当科目 | ・日本語スキル1・2 ・山梨学Ⅰ・Ⅱ ・日本文学講読Ⅱ |
社会貢献・地域連携の実績 | ・2022年度山梨県高等学校芸術文化祭文学部門[随筆・文芸批評]審査員(審査・講評) ・映画祭講演「『二人で歩いた幾春秋』-木下恵介と戦後の山梨」(2023年2月山梨市日下部公民館) ・『思考の構造化による読解と記述-『平成30年度試行調査』国語記述式問題の分析-』(「エデュカーレ」特別号、 2019年4月 第一学習社) ・「ロックの詩人 志村正彦展」主催(2014年7月 山梨県立図書館) |