1つ前のページに戻る

2022.3.25 / 学校生活 /

3月18日生徒総会 全校礼拝

生徒総会を無事に迎え、全校礼拝を守りました。この日は高校生徒会がお話をしました。


聖書 レビ記26章6節(旧約聖書P.205)

「わたしは国に平安を与え、あなたたちは脅かされることはなく、安眠することができる。

 わたしはまた、猛獣を国から一掃し、剣が国を荒廃させることはない。」


 私たち高校生徒会役員は、12歳から18歳までの青少年または高校生のための社会奉仕クラブである、インターアクトに参加しています。今日は、昨年11月7日に行われた「避難者交流会」を通して感じた、平和の大切さについてお話ししたいと思います。

 避難者交流会では、東日本大震災で被災し、山梨県に避難され今も県内に残っていらっしゃる福島県の方々と交流し、避難者の方々からの近況報告をお聞きしました。震災から11年経つ今、山梨での生活の中で、元気に過ごしている様子を話してくださいました。また、会場には生活を支援し、相談できるブースがあり、専門的な知識を持つ方たちがサポートしている様子を見ることができました。

 交流会を通して、私たちは次のように感じました。「今回の交流会を通して、震災を風化させないこと、震災を知らない世代に伝えていくことが重要だと感じた。」、「東日本大地震から11年経とうとしている今でも、県内の避難者を集めて支援物資や近況報告などを行うこの会は素晴らしいと思った。」、「自分が住んでいる県に避難されている方がたくさんいたことに驚いた。同時に、震災から11年経っているのに無知な自分が恥ずかしくなった。さらに、11年前被災した同い年の女子高生がアフリカで勉学に励んでいるという近況報告のビデオメッセージを見て、自分も頑張らなければという気持ちになった。」「避難者の皆さんが福島に戻れるようになっても山梨をもう一度訪ねたい、山梨での暮らしは心が温まるものだったと感じてもらいたい。」東日本大震災から11年目を迎えますが、当時は幼すぎて、何が起こっているのか分からなかった人も多かったことでしょう。しかし、各地にはまだ震災の爪痕が多く残っています。そして何より、被災された方々の心には、まだ生々しい当時の光景が昨日ことのように思い起こされるでしょう。ニュースの中で、ご主人と娘さんを亡くし、「3月11日を迎えるのが辛い」と語った女性がいました。それを見たり、聞いたりするだけで、私たちが今日を生きていることは、当たり前のことではないと感じます。

 震災のことや、今現在の社会情勢から、改めて私たちに与えられている平和の尊さを痛感します。私も含め、震災発生からずっと、いえ、その前からずっと、誰もが平和を願っています。連日報道されているロシア・ウクライナ問題を見て、聞いて、みなさんは様々なことを感じていると思います。ロシア軍の侵攻、ウクライナの方々が地下鉄の駅に逃げ込んでいる様子、ロシアの方々が反戦デモをして拘束されている様子、また、悲しいことに、病院や学校が攻撃され、私たちよりも幼い子どもが犠牲になっています。そのような中で、ウクライナの人々を助けようと、ポーランドを始めとした近隣の国々が宿泊施設や支援物資を提供したり、難民登録の手続きの方法をウクライナ語で丁寧に教えたりなどボランティアとして働かれています。また、ウクライナの隣国モルドバでも、避難者の受け入れをしています。モルドバは、ヨーロッパ最貧国と言われています。自分の国のことだけでも精一杯なのに、他者のために尽力する隣人愛を感じ、心動かされました。

 このような状況の中で、私たちには何ができるのでしょうか。それは、関心を持ち、考え続け、祈ることだと思います。私たちは日々聖書を読む中で、イエス様が語られた言葉を聞いています。学校聖句でもあるマタイによる福音書22章37節〜39節には、こう語られています。「心をつくし、精神をつくし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。隣人を自分のように愛しなさい」と。その言葉を大切にしていくことで、神様からの祝福と平安が与えられるはずです。生徒の皆さんにも、昨日の折り鶴やクセニヤ先生へのメッセージを寄せていただき、平和への思いを全校で形にできることがとても嬉しいです。今こそ、私たちは本気で祈る時、そして、平和について改めて考える時間が与えられているのではないでしょうか。私たちに直接戦争を止める力は無くても、神様に祈ること、相手を思い続けることは、今すぐにでも踏み出せる平和への一歩になると思います。平和を求め、作り出していける人になれるよう、今起きていることを自分のこととして受け止めたいです。この現状に心を痛めてる方々、不安や恐れの中にいる方々のために祈りましょう。


お祈りします。

天の父なる神様、今日という当たり前ではない大切な1日を迎えられたことに感謝いたします。今年は、東日本大地震から11年目を迎えました。被災された多くの方々が、悲しみと痛みを抱えながら生きています。また世界では、今も命の危機にある方達が大勢います。どうか神様の特別なお恵みと平安がありますように。力で勝ち取った平和は、平和ではないと感じます。どうか、世界中の1人1人が平和を実現していけるように行動できますように。このお祈りを尊き主、イエスキリストの御名によって、御前にお捧げいたします。

アーメン


担当 高校生徒会

 

月別
年別