基本方針
- 生徒の自主的意志と建設的意趣に基づき、主体的に行動できる力を育てる。
- 生徒の自発的な参加により行われ、学校教育の一環として教育課程との関連を図り、創意みなぎる健全な学校となるべく合理的かつ効率的・効果的に取り組む。
- 生涯にわたって心身の健康を保持増進し、それぞれ神さまから与えられた賜物を生かし、豊かな生活を実現するための資質・能力の育成を図るとともに、バランスのとれた心身の成長と学校生活を送ることができるようにする。
- 教師の長時間勤務の解消、かつ過重負担の解消を目指し、合理的かつ効率的・効果的な指導を目指す。
1.適切な運営のための体制整備
- 顧問は、年間の活動計画(活動日、休養日及び参加予定大会日程等)並びに毎月の活動計画(活動日時・場所、休養日及び大会参加日程等)を作成し、生徒会主任及び管理職に提出する。
- 年間活動計画並びに毎月の活動計画については、生徒保護者に公表する。
- 運動部顧問を複数配置する。
- 専門的指導者不在部活動への外部指導者を可能な範囲で活用(顧問教員の負担軽減を図る)する。
- 管理職による部活動視察を定期的に実施する。
- 生徒・教員に過重負担がかかる場合は面談等を実施して改善を図る。
2.合理的かつ効率的・効果的な活動の推進
- 事故防止のため、施設・設備の安全点検の習慣化を図る。
- 指導者と生徒、生徒間での体罰根絶への正しい知識をもって活動する。
- 運動部において、顧問が不在の場合でも、無理のない安全な練習メニューを掲示するなど安全配慮義務を徹底し、自主的・自発的に活動できる生徒の育成。プールでの活動は必ず顧問が監視する)
- 全教員に心肺蘇生法、AED使用の研修を義務付け、危機管理体制を整える。
- スポーツ障害・バーンアウトの予防をするため、スポーツ医・科学の研究成果を積極的に取り入れる。
- 女子特有の健康問題について理解し、生徒が相談しやすい環境づくりに努める。
- 文化部の活動時間の目安も「学業との両立の観点」から本指針に準ずる。
3.適切な休養日等の設定・活動時間
- 定期試験前1週間及び定期試験中の部活動は禁止する。
- 活動時間の「目安」は平日2時間程度、土曜日・祝日は3時間程度とする。大会参加等により活動時間が長くなる場合、生徒の体調や健康状態に留意する。
- 定期的に休養日を週2日以上設けるようにする。〔平日1日、日曜日1日〕
- 1週間で16時間を超えないようにする。(中学生は年齢×1時間が目安)
- 休養日に大会参加等で活動した場合は、休養日を他の日に振り替える。
- 長期休業中は、学期中の休養日の設定・活動時間(土曜・日曜に準ずる)を参考として、適切な休養日及び活動時間を設定する。
なお上記項目を原則とし、ハンドブックの内容は上記指針内での活動となるように運用する。また高等学校段階の部活動についても本指針を原則として適用するよう努める。
4.参加する大会等の見直し
- 参加する大会等を精査し、負担軽減を図る
- シーズン期とシーズン期以外の活動にメリハリをつけ、顧問は生徒が十分な休養を取ることができるとともに、部活動以外にも、学習を含む多様な活動を行うことができるよう、ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設ける。