時代と共に進化する女子教育
本校は創立以来11,000人を超える個性豊かな卒業生を世界各地に送り出しています。
この伝統と実績をもとに私たちは自信と誇りと祈りを持って女子教育を進めています。
21世紀は社会は複雑化し、反面人々の生活は個別化が進み、また国際化が進んでいます。そのような社会では真に個の確立した生き方が求められます。
本校は女子のみの環境の中で、中高時代をのびのびと学ぶことにより自分を磨く教育を実践しています。一人ひとりが与えられた才能を見つけ、育む環境を提供します。それは一人の自立した人間として、女性として社会にあって誇りと責任を持って生きる力を身につけるためです。
社会人としての基礎知識、創造力、正しい判断力と実行力、コミュニケーションの土台としての英語力を持った女性を育てます。そしてその力を更に人々のために生かし、社会でリーダーシップを発揮できる女性を育てることが本校の教育目標です。
「学び合い」女子に特化した授業研究(コミュニケーション能力)
山梨英和中学校・高等学校では数年前から、女子に特化した教育研究を行ってきました。
最近の脳科学の発達により、「男女は身体的違いのみならず、脳の構造や感覚器官が異なり、感じ方(見え方、聞こえ方)、考え方、行動など、男女に著しい違いがある。」ことが明らかになってきいます。この考え方に基づき、本校では、新しい学習指導、生活指導、進路指導など、女子に適した効果的な指導方法を実践しています。
6カ年教育のなかに「女性学」
また6カ年教育のなかに「女性学」を取り入れ、学年のテーマに従って、HRや行事の中で学んでいます。
- 中1:「自分の性を知る~体、心、命」
- 中2:「女性の生き方」
- 中3:「女性の生き方~社会的・歴史的視点から」
- 高1:「女性と病」
- 高2:「ジェンダー」「男女共同参画社会」
- 高3:「自立した女性をめざして」
国際理解・女性学・奉仕活動は英和スタイルで
自分とは何か。キリスト教精神のもと、まずは自分自身をしっかりと見つめる課程において、 自分を取り巻く様々な事象にも関心が向いていきます。
自分と深くかかわる家族、友だち、自分が住んでいる地域、日本、そして世界へと問題意識は広がります。
諸問題に先駆的に取組み実践してきた英和には、他校にはない独自のプログラムがあります。
平和の担い手となるための国際理解・国際協力の学び。女性という「性」を自分の「性」として《心・体・命》に真正面から向き合い、 自分の生き方へと深めていく「女性学」。
この世界で生きている今の「自分」を大切にし、 これから「自分」に何ができるのか、どんな使命が与えられているのかを考える授業。 他者のために次のアクションを起こせる人を育てます。