合格体験記

最後まで諦めないということに意味がある

国際教養大学
国際教養学部

「いつも通り」が成功の秘訣

 「センター試験には魔物が棲んでいる」と言われています。模試では良い点を取れていたのに、実際のセンター試験では数十点低かったということが多くの人に起こるそうです。私もそうでした。これは気持ちの問題だと思います。試験日は科目数によっては1日9時間近く建物内にいるため、私は出口のない部屋に押し込められているようだと感じました。いつもとは違う厳しい環境の中で、このテストで私の進路が、私の将来が決まってしまうと考えると体も頭も固くなってパニックになってしまいました。「いつも通り・平常心」というのが1番難しいのですが、やはり、それこそが魔物になんて負けず、センター試験で成功する秘訣だと思います。

 

「本当の思考力」をつける日常の勉強を

  私が受けた一般試験は、論述形式の国語と日本語小論文、英語小論文でした。これらに必要なのは、幅広い知識、分析力、文の構成力と文章力だと思います。英語の試験には文法や語彙の知識はもちろん必要ですが、やはり情報を掴んで正確に理解して考える力がないと対応できません。科目名は英語となっている試験ですが、本当に大学が問うているのは、文法や単語の知識は当たり前のこととした「本当の思考力」です。
 論述に必要な知識は学校の授業や新聞、書籍から得られます。私は政経や歴史、倫理の授業が役に立ったなと思います。内容を流れや枠組みで理解することで、知識の羅列ではない文章を作ることが出来ます。また倫理の先人たちの知恵は自分の主張の方向性を決めるのに役立ちます。特に20世紀の思想家や現代倫理は受験にはもちろん、進学後の学びにも必要なのではと考えます。また、いくら知識があってもそれを使って文章で表現できなければ意味がありません。自力で文章を書いて練習しましょう。私は志望校の赤本とそれに似た試験形式の大学の赤本を解き、先生に添削していただきました。
 実際に問題を解き始めて一番重要なのは、問われていることを正確に受け止めることです。「下線の内容に沿って」なのか「説明しなさい」という表現で要約を求められているのか、また「筆者の考えに沿って」という誘導があるかなど、設問を慎重に読み解く必要があります。文章を読む前に設問を確認することも効果的です。私は問いに線を引いたりキーワードを四角で囲んだりして分解して、意図を正確に探しました。

 

受験システムを調べて活用しよう

 大学によっては、個人で取得した資格を提出すればセンター試験の科目を満点換算するなどの制度があります。大学の資料で確認してみて有効活用しましょう。資格は持っていて無駄になることはないし、そのための勉強で得るものはあるはずです。検定料などお金はかかりますが、積極的に挑戦することをおすすめします。

 

受験を支えるのは精神力の強さ

 受験に必要なのは精神力だと思います。周りの友達が合格していても自分は試験に向けて勉強を続けるとき、試験会場で平常心を保たねばならない時、精神力の強さが影響します。そう思って急に強くなるものではないかもしれませんが、周囲の人の助けも借りてみて下さい。両親や先生方など最後の最後までサポートしてくれる人が必ずいます。
 振り返れば後悔することの多かった受験ですが、作戦通りに試験を受けて合格した喜びは格別なものです。自分で自分の成長や強さが実感できなくても、最後まで諦めないということに意味があるのだと学びました。どの大学が自分に門を開いてくれるのか不安だと思いますが、最後まで頑張る気持ちを大切にして下さい。


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