合格体験記

英和でしか学べないことがきっと将来につながる

国立音楽大学
音楽学部 演奏・創作学科 声楽専修

聖歌隊と勉強の両立を目指して

 山梨英和で過ごした6年間は聖歌隊中心の生活をおくりました。嬉しい時、楽しい時、悔しい時、辛い時、どんな時も共に過ごし、コンクールでは金賞という同じ目標に向かって切磋琢磨する日々はとても楽しかったです。
 しかし、毎日練習が忙しくほとんど休みがなかったので、部活と勉強の両立はとても大変でした。家に帰ると疲れて寝てしまうことが多く、安定した勉強時間を作ることができませんでした。部活も勉強も両立しないと意味がない為、どうにか勉強する時間を確保しようと考えた結果、家でやる課題を少しでも減らすために学校の休み時間を使うようになりました。ノートの取り方も見直した時に自分に分かりやすいことを心掛けて、黒板に書いてあることだけでなく先生の話や教科書・資料集にのっている説明を色の違うペンを使い分けながら書くようにしました。試行錯誤した結果何とか部活と勉強の両立ができるようになりました。聖歌隊で時間の大切さも学びました。
 私は、素晴らしい仲間、先生、先輩、後輩に恵まれて、実りあるかけがえのない時間を過ごすことができました。聖歌隊で学んだことはここに書ききれないくらい沢山あります。皆さんも英和での学校生活の中で興味がわいたことや、気になったことに積極的に挑戦してください。英和でしか学べないことも沢山あります。どの経験もきっと将来につながると思います。

 

聖歌隊の活動から音楽大学へ

 さて、そんな聖歌隊の活動の中で合唱のソロをした経験から、私は音大に進んで声楽の勉強をしたいと思うようになりました。それまで私は中学生の頃から管理栄養士になりたいという夢がありました。どちらも簡単な道ではないし、まったく違う職種だったので、とても悩みました。周りの人からの「私の歌が好きだ」という声がとても嬉しかったことと、母からの励ましの言葉を受けて音大に行くことを決めました。
 しかし、音大に行きたいと思った時、私は声楽もピアノも楽典もまだ何も勉強していませんでした。どうすれば良いのかわからず、音楽家の先生に相談して声楽とピアノの先生を紹介して頂きました。声楽は高校2年生の冬から習い始めました。合唱と声楽の声は違うところがあるので、はじめは使い分けることが難しく大変でした。ピアノは高校3年生から習い始めました。以前にも年中から小学校卒業まで習っていたとはいえ、5年のブランクがあり、指が思うように動きませんでした。私は音大を目指す他の受験生に比べてスタートが遅いことに非常に不安を抱えていましたが、厳しく指導してくださった先生方のおかげで受験までにはなんとか追いつくことができました。

 

音大の講習会が刺激に

 音大では夏と冬の年2回、長期休み中に受験準備講習会が行われます。音大を目指す高校1年生以上が対象で、実技レッスンや楽典、新曲視唱、聴音等の学びたい学部を受講できます。初日にクラス分けテストがあるので、自分のレベルにあった授業を受けることができます。私は先程から言っているように、聖歌隊の活動を中心にしていたので、高校3年生の冬の1度しか参加しませんでした。講習会は周りの受講生の様子を知ることができ、共に学ぶことで沢山刺激をうけます。自分の現在のレベルを知ることはとても大切な事です。音大を目指している人は1度必ず参加することをお勧めします。

 

友達と先生方が心の支えに

 入試は国公立の学校も受験したので、一般入試を受けました。試験科目は学科・学部によって異なりますが、私が受験した声楽科は専攻(声楽)、コールユーブンゲン、ピアノ、楽典、国語、英語でした。国語と英語は昨年度からセンター試験の結果を利用することができるようになったので、それを利用しました。その結果、センター試験後は実技試験の勉強に集中して取り組むことができました。最近はセンター利用が出来る学校が増えているようなので、自分の受験する学校の入試要項を確認してみてください。
 試験は2月後半からと遅く、実技試験が沢山あるので3日から5日と長くかかります。この季節はインフルエンザが流行している時期でもあるので体調には十分注意が必要です。私はうがい手洗いを徹底したり、外出するときはマスクを必ず付けたり、ヨーグルトを毎日食べたりして体調管理をしました。入試までどんなに努力をしてきたとしても、当日実力を発揮できないと意味がありません。悔いが残らないように勉強も体調も万全の状態で入試に臨んでほしいです。
 卒業が近づくにつれて、大事をとってか一般入試を受ける人が学校を休みがちになりました。私は皆勤賞が目標だったことや特に体調が悪い訳ではないのに学校を休むことが自分の中で許せなかったので1日も学校を休みませんでした。教室に入ると周りは進路が決まっている人が多く、その場にいることが辛いなと思うことは何度もありました。そんな時、私の様子の変化に気づいてくれた友達や先生方に沢山話を聞いてもらったり、相談したりしました。皆進路は違っていても受験に向かうまでの不安な気持ちは同じです。私の気持ちを理解して励ましてくれた友達と先生方の存在は私の心の支えになりました。支えてくださる方がいたので私は受験を乗り越えることができました。

 

英和での出会いは一生の宝物に

 最後に、これから受験を控える後輩の皆さん。勉強だけでなく英和生として過ごす学校生活を楽しんで、沢山の思い出を作ってください。ここでの出会いはきっと一生の宝物になります。皆さんの夢が叶いますように。応援しています。がんばってください


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