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カテゴリ:"ザァカイ"先生の園長通信 投稿日:2020/06/01

「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです。」2020年6月保育聖句

「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです。」ペトロの手紙 一 4章10節

 

今月の保育主題の聖書の言葉は「ペトロの手紙」から採られています。書き手とされる「ペトロ」がこの手紙を送った先の人達は、そのとき大変な困難に直面していました。周囲の無理解、ローマ帝国による迫害、加えて仲間内の対立等々、辛いことが山積みで苦しみ、悩んでいました。その人達に向けてペトロはこの手紙を送りました。

その中で彼は、「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっている」と記します。「賜物」は新約聖書の原語(ギリシア語)ではカリスマと書かれています。いま言う所の〈カリスマ何々〉とか〈何々のカリスマ〉の元になった言葉です。英語の聖書では「ギフト」と訳されています。カリスマもギフトも、それは《神様がこの上ない好意を持って、私達にお与え下さる素晴らしい贈り物、無償の賜物》のことです。それがここでは単数形で書かれています。単数形なのは決定的に大切なただ一つの贈り物を私達はすでに与えられているということを表しています。不安に襲われている弱く小さな者達に、神様は大きな力強い素晴らしい贈り物を、無償の賜物をすでにお与え下さっている。それを信じてこの難局に向き合い、困難を乗り越えよう。「ペトロ」はそれをみんなに伝えます。そしてそれを確認した上で彼はさらにこう続けます。

 

「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神の様々な恵みの良い管理者としてその賜物を生かして互いに仕えなさい。」

 

「管理者」は他人から信頼されて預けられたものに責任をもってあたります。そのようなつとめが私達には与えられている。神様から信頼されて預けられている大切な神様の宝物を守り、生かす使命が私達にはある。だから神様から与えられた「賜物を生かして互いに仕え」、「神の様々な恵みの良い管理者」として共に歩もう。神様は私達の弱さも破れも頑なさもすべてをご存じです。だから私達に必要なものの一切を「神様からのさまざまな恵み」として私達はすでに与えられています。

神様の恵みは多種多様、個性的で多彩ですが、かけがえのなさに違いはありません。それをいただく私達は「賜物をいかして互いに仕え」、励ましあい、生かしあいます。そのような「神の様々な恵みの管理者」としての私達には神のカリスマである御子イエス・キリストが常に共におられます。このお方と共に、このお方に助けられ導かれていく私達は「今しばらくの間、色々な試練に悩まねばならない」ことがあるとしても「神の力により、信仰によって守られて」います(1章5節)。だから私達は「悪から遠ざかり、善を行ない、平和を願って、これを追い求め」ます(3章11節)。神様はそんな私達をいつも心にかけて下さっています。そのことを支えに私達は「思い煩いは何もかも神にお任せし」つつ、今日という日を歩んでいきます(5章7節)。

園長 大木正人

 

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