42人の心に関する専門的な知識を得たいという思いから本学に入学し、当初から大学院進学を視野に入れ、学びを積み重ねてきました。特にサイコロジカル・サービス領域の講義は、もともと関心のあった分野であり、新たな知識を得るたびに胸が高鳴ったことを鮮明に覚えています。 課外活動では、1年次から紅楓祭実行委員やボランティアサークルに所属し、学内外を問わず多様な世代の方々と交流する貴重な機会を得ました。こうしたつながりは、地域に根ざした山梨英和大学だからこそ築くことができたものだと実感しています。さらに、福祉心理学や発達心理学に特に関心を持っていたことから、指導教員の勧めで児童発達支援の現場に指導員として携わる機会をいただきました。子どもたちと関わる中で、発達に応じた支援の重要性を改めて認識し、学内での学びが現場でどのように活かされるのかを実感することができました。大学院進学後は、さらに専門的な知識を深めながら実践力を磨き、学部での経験を活かしていきたいと考えています。尊敬する教授や心理士の方々に少しでも近づけるよう学びを深め、支援を必要とする人々の力になれる存在を目指していきたいと思います。勤務先等は取材時専門的に得た知識を現場で実践することで、学びの大切さを再認識することができました。周囲の人とのつながりを経て、自分が出来ることを増やすことができました。山梨英和大学大学院藤田医科大学大学院齊藤 ひかるさん2025年3月卒業 甲府第一高等学校 出身入学当初より公認心理師の資格取得を見据え、大学院進学を念頭に科目履修を計画しました。大学院進学決定については、指導教員のきめ細かなサポートがあってのことだと本当に思っています。大学院進学者にとって就活セミナーのような動きはなく、自分で探りながら進めるしかない中で、興味の持ちそうなものを指導教員が一人ひとりに個別に提案してくれ、大変心強かったです。また同じゼミナール出身の大学院進学した先輩方と、縦のつながりも強くOG・OBにも大変お世話になっていました。卒業後のつながりが継続されることは、今後の研究活動の糧になると思います。山梨英和大学で得たことは、「自分で出来ることが増えた」ということです。「知識」はもちろんのこと、分析手法などの「手段」も修得できたと思うからです。高校時代に苦手だった数学系の科目を、心理学と関連して学びながら、従来ではあり得ないわくわくした気持ちで取り組めるようになったことは、大変大きな収穫でした。進学先では人の内側を見るところでは似ているとは思いますが、そのアプローチの違いを見ていきたいと思います。山田 花織さん2024年3月卒業 甲府東高等学校 出身大学院進学大学院進学 #卒業生の紹介学び |Graduate 03Graduate 04
元のページ ../index.html#43