修了要件
修士課程の修了要件
大学院を修了するためには2年以上在学し、下表の区分に従って30単位以上を修得しなければなりません。
さらに、必要な研究指導を受けた上で修士論文を提出し、審査及び最終試験に合格して修了要件を満たすことで、修了が認定されます。
修士課程修了が認定された者に、修士(臨床心理学)の学位が授与されます。



修士論文の審査
(1)審査体制
大学院教員から主査、副査1名ずつを決定し、提出された論文を査読、その後口頭試問の質疑応答を経て、修士論文審査会において総合的に審査し、修了認定の可否を決定します。
(2)審査基準
- 学術論文として適切であること。
- 口頭試問において論文の内容を明瞭にし、質疑に対して適切な回答が出来ること。
- 論文作成に向けて自発的な研究活動を行い、その過程で資料収集に求められる臨床的コミュニケーション能力の修得をめざしていること。
修士論文テーマ例
- セクシュアル・マイノリティの語り:生きづらさと支援に焦点を当てて
- 学校生活における“居づらい感”とその抱えの様式に関する研究
- 障害児放課後デイサービスの心理的エスノグラフィ
- 山梨県の幼保施設における防災と心のケア対策に関する研究
- ORTによる対象関係の査定について
- 音のやりとり場面におけるセラピストと障害を持つ子どもの間主観的体験:調律のプロセスを手がかりとして
- 青年期の目標の獲得との関係における諦めの意味についての研究
- 身体醜形懸念と母親の養育態度の関連:自己愛に着目して