山梨英和大学人間文化学部人間文化学科は、地球規模で複雑化・多様化・激動化する社会の中に現出する諸問題に正面から向かいあう能力を養い得る総合的学部の構築を目指しています。21世紀の新しい“人間文化学”にあっては、
① | 深い人間理解を成り立たせる根底としての宗教的理解及び人間相互の現実的・心理学的理解を試みる。 |
② | 人間存在の根拠の探求と相互理解を基礎とした人間文化の形成と展開に不可欠な言語的・非言語的コミュニケーション能力を習得する。 |
③ | 文化を一方的に受容するだけでなく、各自が主体的人間として創造的活動を表現する。~ことを有機的に学ぶことが重要です。 |
そして豊かな人間性を持ち、正しい認識と広い視野に立って物事を判断し行動できる創造性と情報化・国際化社会で求められるコミュニケーション能力を有した人材の養成が必要です。
複雑化・多様化する現代社会が抱える課題を人間文化の視点から捉え直し、地域社会のリーダーとしての役割を担いうる人材の養成も欠かせません。
本学科の教育研究は、キリスト教的人間観を根本にとらえつつ、新しい世紀における人間文化の充実と発展をめざして、現実社会との間に創造的なパートナーシップを生み出す人材養成に貢献するものです。
自分の未来を輝かせるためには、たくさんの選択肢の中から充分に納得できる進路を選ぶことが重要です。
これからの社会を生き抜くために、また一人ひとりの専門性を確立するために、山梨英和大学では人間文化学部をカバーする3つの学問領域を設けました。
領域を深く学んで専門性を身につけることも重要ですが、複数の領域にまたがる部分にこそ、山梨英和大学での学びの真髄があるのです。
科学的な方法で導き出された心の「見方」を学び、人間の心を客観的に解明していきます。一方で、困っていたり苦しんでいたりする人に対しては、心に寄り添って「味方」になり、共に解決をめざすのが臨床心理学の考え方です。山梨英和では、このように様々なアプローチから立体的に心を理解するスキルを習得することが可能です。
世界と地域、過去と現在を知るための科目や、コミュニケーションの実践を積むための科目を豊富に用意しています。興味のあること、新しく学ぶことを組み合わせて、あなただけの「世界とのつながり方」を発見してみませんか。
コンピュータやネットワークをはじめとしたICT(情報通信技術)は、今や生活に必要不可欠です。より豊かで幸福な現代情報社会を実現するために、ICTをいかして新たな価値を創りだす力とともに、ICTの意義や影響について考察する力を身につけましょう。
専門性を磨くための6つのプログラム
山梨英和大学人間文化学部のカリキュラムは、幅広い学問領域をカバーしていることが大きな特徴です。
特定の領域の専門性を深めていくこと、あるいは資格取得を視野に学ぶことで、学習成果をより高めることができます。学びたいことや卒業後の目標にあわせて選択し、定められた修了要件を満たすことで、卒業時に修了証を授与します。
公認心理師課程とは、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、心理支援や心理状態の観察や結果の分析、心理支援を必要とする人やその関係者への相談・助言・指導など援助行為を行い、心の健康教育などを行う公認心理師(国家資格)を養成する課程です。公認心理師を目指す人が、将来保健医療・福祉・教育の分野などで活躍できるよう、高度なこころの専門家を養成します。
図書館司書とは、図書館情報学の知識と技術を身に付け、図書館に固有のサービスに従事する図書館の専門職員です。図書館司書の専門科目は、図書館情報学という方法論の学習を基盤とします。本学の司書課程はそれに限らず、図書館情報学と各領域の学びとを有機的に運関させ、体系化させていくことを目標とします。
高度な英語運用能力(Reading、Listening、Writing、Speaking、Presentation)と学術的背景に支えられた国際的視野を身につけ、グローバルな知見・経験が養成されるキャリアプランや多文化共生時代に対応する多様なライフコースを、主体的かつ価値創造的に探求できる人物の育成を「英語強化プログラム」の目標とします。
高度情報社会において、情報通信技術(ICT)の基礎を身につけることは、必須のものとなっています。データサイエンティストという職業が生まれるなど、データサイエンスという分野が注目されています。本プログラムでは、データサイエンスを支える統計学・情報科学に関わる基本的な知識と技術を習得するとともに、プログラムの修了要件を満たすことで、ITパスポート、基本情報技術者、統計検定などの資格取得を合わせて目指すことができます。
日本語教師養成プログラムは、外国人や帰国子女などのような長く外国で生活した人に日本語を教える教員を養成するために開設したものです。本プログラムでは、日本語を母語としない人々に日本話習得を指導するための日本語教師を養成し、また国際文化交流を担う人材の育成も図ってゆきます。留学生も受講できます。
※2024年4月から認定日本語教育機関で日本語を指導することができる登録日本語教員の資格制度が開始されました。
詳細についてはこちらをご確認ください。
山梨地域コーディネーター養成プログラムでは山梨地域の課顕解決に取り組める人材の養成を目的としています。地域が抱える問題を主体的に発見し、地域の問題を読み解くための専門的知識やスキルを身につけ、課顆解決に主体的に取り組み、多様なメンバーによる連携や協働による課題解決の実践「コーディネーション」の力を身につけ、実社会において役立つ知識・スキルに麿きをかけた「地域コーディネーター」の養成を目指します。