「平和な人には未来がある。」(詩篇 37 篇 37 節)2026年8月保育聖句
「平和な人には未来がある。」
詩篇 37 篇 37 節
今から 81 年前の 1945 年 8 月に第二次世界大戦の終結を日本は敗戦として
むかえました。政府の公式発表では、この大戦における日本人の死者数は約
310 万人とされています。現在の山梨県の人口が約 77 万7千人ですので、こ
の戦争による被害がどれだけ甚大であったか分かります。私たち日本人にと
っては、8 月は平和を考える特別な月となっています。
8月の主題聖句は「平和な人には未来がある。」(詩篇 37 篇 37 節)です。
これまでの歴史の中で、国境を超えて平和を願って様々な行動を起こした人
たちがいます。その中のお一人がアメリカ人宣教師シドニー・ギューリック
牧師です。ギューリック牧師の発案で、1927 年から「⻘い目のお人形」を全
国の幼稚園と小学校に 12,739 体寄贈されましたが、現存するのは 331 体で
す。第二次世界大戦の勃発と共にこの活動は途絶えてしまいましたが、祖父
のこの活動を知った孫にあたるシドニー・ギューリック三世と奥様が「⻘い
目のお人形」を贈る活動を再開されたのです。そして、その一体が山梨英和
中学校・高等学校にあります。
それは、山梨英和中高の卒業生の志村真裕希さんが中学校 2 年生で取り組
んだ自由研究でギューリック博士(三世)と出会ったことがきっかけとな
り、2023 年にご夫妻で来日した際に山梨まで足を運んでくださったのです。
そして、山梨英和中高に来校してくださり、メーガンちゃんという名前の人
形をプレゼントしてくださいました。メーガンちゃんは旅行バッグを持って
おり、その中にはパスポート(No.と名前・生年月日が書かれていました)と
着替えのお洋服(奥様の手作り)が入っていました。私も校⻑としてご夫妻
と直接感謝をお伝えすることができました。愛らしいメーガンちゃんは山梨
英和中高の正面玄関のショウケースの中で微笑みながら、お客様を迎えてく
れています。是非メーガンちゃんに会いに行ってみてください。
この瞬間も世界では戦争は続いています。私たちには何もできないのでし
ょうか?いいえ、私たちみんなで平和を想い祈ることができます。私たちは
無関心でいるのではなく、大人も子どもも身近なところから平和を心がけ
て、人に優しくすることができます。その輪が広がっていけば、平和な世界
に近づけると思うのです。8 月も皆様の健康が与えられますように。
園⻑ 三井貴⼦