山梨英和こども園について

教育理念
園の特色
ごあいさつ
園の沿革
子育て支援

教育理念

山梨英和学院には山梨英和カートメルこども園（旧・山梨英和幼稚園）(1911年創立)、山梨英和ダグラスこども園（旧・韮崎英和幼稚園）(1950年創立)、山梨英和プレストンこども園（旧・石和英和幼稚園）(1968年創立)の3つの幼稚園があります。3園はそれぞれの時代背景の中で誕生し、個々の歴史を刻んできました。

キリスト教信仰を基盤とした英和学院の一貫教育の中で、子どもたちの心と身体の健やかな成長を支援する3つのこども園は、その理念をひとつとする1つの幼稚園として考えることができます。ですから、3園の総称を「山梨英和こども園」としています。

山梨英和こども園
「建学の精神」

「敬愛」

神さまありがとうございます、と
感謝できる子ども

「愛人」

みんなと仲良くできる子ども

「自修」

自分のことは自分でできる、
自立した子ども

祈りと感謝

山梨英和こども園では、全園児と保育者がともに礼拝を守り、聖書の話に耳を傾け、祈ることを通して、神様への思いを深めていきます。保育者たちは神様から託された尊い働きをいつも心に覚えつつ、祈りをもって1日のスタートを迎えます。
礼拝は園児と保育者が、神に祈り、他者とともに生きることを感謝するときです。
幼い日に創り主を覚える「礼拝」こそが、山梨英和こども園の教育の原点です。
私たちは、英和の教育である「神様ありがとう(敬神)」「人には親切(愛人)」「自分のことは自分で(自修)」を中心に、子どもたちが楽しく遊び、「ああ、楽しかった。明日もまた園に行きたいなあ」と思えるよう、保育者が1つになって幼な子の心身の成長を祈りつつ教育にあたっています。

遊びを大切にする保育

誰でも好きなことが精一杯できる環境と時間が与えられると、わくわくするような弾んだ心になります。そして、友だちを好きになると、思いやりの心が育ち、相手が喜ぶことが自分の喜びになっていきます。
言葉の交わりが豊かになり、遊びのルールも生まれ、約束を守ることは楽しく活動するために大切なことだということを理解していきます。そして、遊びによって子どもたちは他者とのかかわり方を、自然と学習していきます。
この遊びは、子どもの活動を見守る保育者の環境づくりと、子どもの望むことを援助していく保育者の肯定的な受け止め方によって、持続的な活動になり、友だち関係がそだてられていきます。
体と心を生き生きと躍動させて活動する遊びの中に、自由と秩序をわきまえた調和的な人間としての成長を見ることができます。

園の6つの特色

私たちは山梨英和こども園のキリスト教信仰に基づく、人格形成を目的としています。
具体的には、一人ひとりの子どもの個性を大切にし、子どもたちが心と情緒を深め自立した人格形成を願っています。
遊びを中心とした園生活を通して、良いこと・悪いことの判断を自分で考えて、行動に責任を持つ人となってほしいと願っています。

01コーナー活動による保育

山梨英和こども園の各所に設定された遊びのコーナーで、子どもたちは自由に選択し主体的に遊びに取り組み、子ども同士の育ちあいの中で、自己表現の喜びと満足感を味わいます。遊びへの集中力が子どもの人格を形成していきます。
02子どもの心と共感する保育

何よりも心の通じ合う人間関係を大切にしています。
お互いの信頼関係の中で他者への思いやり、善悪の判断力、意欲、探究心を深め、知識、感情、意思、体力がバランスよく育つことを目指します。
03子どもの人格の尊厳と
子どもの人種を尊重する保育

神さまからいただいた一人ひとりの生命の尊厳を守り、子どものもつ権利を尊重します。
04知的能力の基礎を養う教育

「遊ぶ」ことは「学ぶ」ことです。
子どもは遊びを通して「見る」「聞く」「味わう」「触れる」などの感覚を発達させ、知的学習の基礎能力を養っていきます。
05「遊び」を大切にとらえる保育

遊びは子どもの生活そのものです。遊びから育まれる創造性、社会性、協調性、想像力、知的能力、体力がさらに豊かに育てるための惜しみない援助をいたします。
06神と人とを愛する保育

思いやりの心、感謝の気持ちは、神と人とを愛する祈りの姿勢の中で生まれます。日々の生活を通して、神さまに愛されていることに気づき「生きる力」が培われます。

ごあいさつ

山梨英和のこども園では、キリスト教保育を土台とした教育を行っています。日々の礼拝を通して、ひとり一人が神様に愛されているかけがえのない存在であることを知り、安心して毎日の生活を送ることができます。その中で神様や他者に対する感謝の心や友だちを大切に思う心を育んでいきます。

乳幼児期は、人間の生涯の基礎が形成される時期で、この時期に培われたものが生涯の生き方の基盤となると言われています。０～６歳の子どもたちは、創造的な遊びの中で集中力と思考力をフル稼働させながら探究心が芽生えていきます。また、縦割り活動を通して、自然と異学齢の仲間との共生を身に着け、子どものコミュニティを形成していきます。その中で、仲間を許し尊重することも学んでいきます。

聖書に「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます」と書いてあります。山梨英和のこども園は、この「非認知能力」（目に見えない力＝心の育ち）がとても重要であると考えています。心がやわらかい今だからこそ、これから将来育つ木がしっかり根を張ることができるように、保護者の皆様と共に、心をゆたかに耕したいと思います。