『あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです』(ペトロの手紙一 14:10)2025年10月保育聖句
『あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです』
ペトロの手紙ー 14:10
暑く長い夏でしたが、朝晩の空気に秋の気配を感じるようになりました。9月の祖父母招待会には多くのおじい様・おばあ様にご来園いただき、お孫さんたちの園での様子をご覧いただいたり、一緒にご参加いただきありがとうございました。子どもたちも、大好きなおじい様・おばあ様を前に、いつも以上に目を輝かせ、張り切っている姿が見られました。これからも、多角的に子どもたちの成長をお支えいただけましたら幸いです。
秋は「スポーツの秋」「読書の秋」「実りの秋」など様々な活動に適しています。スポーツデーについては、ダグラスこども園では 9 月にオープンしたばかりの韮崎アリーナで天候を心配することなく実施し、存分に体を動かすことができました。カートメルこども園とプレストンこども園は10月開催ですが、子どもたちが「やりたい」を形にするために、話し合いをしながら準備を進めているところです。楽しみです。
今月の聖句には『あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです』(ペトロの手紙一 14:10)とあります。神様は私たち大人にも子どもにも、それぞれ違う賜物をくださっています。一人ひとり違うのだから、比較する必要など全くないのに、残念なことに私たちは他の人と比べて、羨んだりしてしまうのです。大切なのは、神様が与えてくださった賜物を生かして、互いに分かち合い支え合うことなのです。
山梨英和中学校・高等学校では、「自分の賜物とは何か?」を常に問い続け、将来の進路選択をしていきます。これは簡単なことではなく、自分自身と、神様と真剣に向き合う貴重な時間でもあります。悩みの中にある時、友達や先生からの客観的なアドバイスが思わぬヒントになったりします。
こども園の園児たちには、十分な時間があります。だからこそ、今感じる様々な好奇心を大切にしたいと思います。一人ひとりの発見やなぜ?に私たち保育者が寄り添い、共に学び楽しみたいと思います。その積み重ねが、神様からの賜物を見いだす糸口になると信じています。そして、その賜物を他者のために使うことができる卒園生になることを心から祈っています。保護者の皆様も同じ思いで並走していただけると嬉しいです。当たり前ではない一日一日を感謝して過ごしたいと思います。
園長 三井貴子