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カテゴリ:園長通信 投稿日:2025/09/01

『主は⽺飼い。わたしには何もかけることがない。』 (詩篇 23 編1節)2025年9月保育聖句

『主は⽺飼い。わたしには何もかけることがない。』 詩篇 23 編1節

地球温暖化の影響で、今年の夏は群⾺県伊勢崎市で 41.8 度を記録し、国内
の観測史上最⾼気温を更新しました。また、九州では「⼤⾬特別警報」が出
され記録的な⼤⾬により、多⼤な被害となりました。被害に遭われた⽅々の
⽣活が⼀⽇も早く回復されることを祈っています。
⼭梨でも雷を伴う局地的な⼤⾬が何度もあり、⾃然の脅威を感じました。
神様が創造なさった⼤⾃然は荘厳で美しくもありますが、私たちの⼒ではど
うすることもできない⼤きな災害を引き起こし、⼀瞬にして全てを奪ってし
まう可能性を秘めています。神への畏敬を再認識する夏でもありました。
今年は戦後 80 年を迎え、例年以上に「戦争」について考えさせられまし
た。私⾃⾝は、戦争を経験したことはありませんが、既に他界した⽗と⺟か
らは話を聞いて育ちました。⽗は甲府空襲で被災し、住む家も奪われ⾷べる
ものもなく、空腹に耐えなくてはならない⽇々を過ごしたそうです。栄養失
調の中で戦後⼤学受験を迎えたと聞きました。あと数年早く⽣まれていた
ら、戦地に赴き帰らぬ⼈となっていたかも知れません。第⼆次世界⼤戦以降
も、⼈間は愚かにも戦争を繰り返しています。殺される側だけでなく、殺す
側も⼼に⼤きな傷を負うことになり、決して幸せになることはありません。
⼀⽇も早く世界に平安が訪れるようにと祈らざるを得ません。
今⽉の聖句には「主は⽺飼い。私には何もかけることがない。」(詩篇 23 編
1節)とあります。これは、私が中学 1 年⽣の時に最初に暗記した旧約聖書
の聖句です。詩篇は、神様を⽺飼いにたとえています。⽺飼いは⽺を導き、夜
を徹して猛獣や盗賊から⽺たちを守ります。神様は、疲れた私たちの魂を⽣
き返らせ、どんな時にも共にいてくださる「何も⽋けることがない」存在な
のです。
夏休みを終え、こども園に元気な⼦どもたちの声が戻るとホッとした気持
ちになります。まだまだ厳しい残暑が続きますが、当たり前ではない⼀⽇⼀
⽇を感謝して過ごしたいと思います。今⽉は祖⽗⺟招待会が予定されていま
す。多くの皆様のご参加を⼼よりお待ちしております。⼭梨英和のこども園
が、⼦どもたちだけでなくご家族にとっても安⼼・安全な場所となるよう努
めて参りたいと思います。

園⻑ 三井貴⼦

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