幼保育連携型認定こども園山梨英和こども園

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「まことの光が輝いているからです(ヨハネの手紙Ⅰ2章8節)」2019年7月保育主題

「まことの光が輝いているからです。」
              ヨハネの手紙 一 2章8節

 

聖書に記されている神様の第一声は、創世記1章3節にある「光あれ」という言葉です。「地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた」、そのただ中に響き渡る声、暗黒と混沌に終止符を打つ、希望の言葉として記されています。
「光」という言葉は、聖書の一番最後に置かれている「ヨハネの黙示録」の最終章にも出てきます。神様の救いが成し遂げられ、神様のすべてのご計画が完了する時、「もはや、夜はなく、ともし火の光も太陽の光もいらない。神である主がしもべ達を照ら」すと書かれています。
聖書冒頭の創世記から始まって最後のヨハネの黙示録まで、聖書には実に多くの文書において「光」が語られます。「光」を用いる有名な言葉もたくさんあります。そのいくつかを新約聖書から並べるだけでも、大切な教えが浮かび上がってきます。聖書を伝えた人達が、どれほど「光」に憧れ、そこに希望と慰めを見出していたかがよくわかります。

「神は光である。」(ヨハネの手紙一1章5節)
「光は暗闇の中で輝いている。」(ヨハネによる福音書1章5節)
「すべての人を照らすまことの光があって世に来た。」(同上1章9節)
「あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて光となっています。
光の子として歩みなさい。光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。
何が主に喜ばれるかを吟味しなさい。」 (エフェソの信徒への手紙4章8-10節)
「あなたがたは世の光である。」(マタイによる福音書5章14節)

まだまだご紹介したい言葉はたくさんあります。その一つひとつが私達への慰め、励ましに満ちていて、読むと力づけられます。暗闇に閉ざされているかと思える私達のただ中に、神の御子イエス・キリストがおいでくださり、それによって私達は神の子、光の子とされている。そのことを心に記して生きて行く「あなたがたは世の光である。」なんと光栄なことでしょう。
以前ある人からこんな話をうかがったことがあります。その人が、昔、登山をしていて道に迷い、辺りは暗くなり、もうダメかと諦めかけたその時、彼方に人家の明かりを見つけたのだそうです。その時の嬉しさ、助かったという経験を、私は今も忘れることができません。一筋の光に私は救われたのですと仰っていました。

光は私達に生きる希望と喜びを、救いをもたらします。その働きの一端を私達は主イエス・キリストを通して担うように召されています。それは私達のただ中に、私達の心の真ん中に「まことの光が輝いているからです。」光はそれを受けて輝くものを通して、初めてその存在と働きを世に示すのです。「善意と正義と真実」はそのようにして、この世界に実現するのです。

大木 正人

 

 

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