幼保育連携型認定こども園山梨英和こども園

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「あなたがたの救われたのは恵みによるものです(エフェソの信徒への手紙2章5節)」2019年8月保育主題

あなたがたの救われたのは恵みによるのです。
            エフェソの信徒への手紙2章5節より

 1979年にノーベル平和賞を受けた1910年8月生まれのマザー・テレサを描いた映画があります(2003年制作)。約2時間の作品ですが、インドのコルカタで最も貧しい人々に仕えたカトリックの修道女マザー・テレサと仲間達の姿が描かれています。彼女の悩みも率直に扱われており、余り説教じみたところもないので気に入っています。主演の女優はこの役を演じたいと20年近く願ってきたそうで、彼女の熱演もあって人間マザー・テレサがよく描かれています。DVD化もされています。
映画には印象深い場面がたくさんあるのですが、中でも特に印象的なのが、マザーが修道院を出て、新しい活動を始める時に語った言葉です。

「私達は神様の鉛筆です。それを使って神様がこの世界に作品をお書きになるのです。」

神様は聖書の言葉とそれを信じる人々の生き方を通して示される。彼女の言葉はそれを教えます。もし神様を信じている者が傲慢に振る舞うなら、人々は神様の事を傲慢な方だと思うでしょう。優しさや労りに満ちた、平和を求める生き方をするならば、人々は神様をそのような生き方を可能にする力と優しさと労りに満ちた真実なお方だと知るでしょう。神様を信じる者達の生き方を通して神様が自らを示されるというのは、ある意味ではとても厳しいことですが、光栄なことです。私達がたとえどんなに不完全な者であっても、「神様はそれを用いて作品を描かれる。神様は私というこの小さな鉛筆を使って世界に作品をおかきになる。」そう信じて行動するマザーのひたむきさは私達を励まします。小さな者を慈しみ、用いて下さる神様の豊かな恵みと憐れみに気づかせてくれます。

 今月の保育主題である聖書の言葉を考える中で教えられたのはそのことです。「あなたがたの救われたのは恵みによるのです」という言葉に続けて、聖書は、「私達は神の作品である」と記します。ここをある人は、「私達は神の手になる作品である」と訳しました。「私達は神の手になる作品である。」「キリスト・イエスと一体となって人に親身に関わるように造られています。それは神が下ごしらえをされた、人に親身な関わりであり、私達はこういう関わりを持ちつつ歩むのです」(本田哲郎訳)。そのような生き方を目指し、またそれを実現するために、私達は神様の恵みによって救われているのです。

私達は一人ひとりが神様の手になる作品である。しかも神様が更に大きな作品をこの世界に刻みつけるために用いられる「神様の鉛筆」でもある。神様が心を込めて、全身全霊全力で精魂傾けて造られた大切な作品である。そうである以上、無駄な者、不要な者など誰1人いません。神様の思いをあらわし、キリストと一緒に他の人に親身に関わり、「良い業のために、キリスト・イエスにおいて造られた」者なのです。

マザー・テレサの映画を観ながら、私は彼女自身の働きの素晴らしさもさることながら、彼女の思いに共感し、自分達にできる形で彼女を支えた仲間達の姿にも感動しました。神様の平和はこのようにして、一人ひとりの思いと言葉と行動を繋いでいって実現するのだと強く思わされます。

大木 正人

 

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