幼保育連携型認定こども園山梨英和こども園

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「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」 マタイによる福音書14章27節(2016年4月)

「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」マタイによる福音書14章27節

 新しい年度が始まりました。この時期、大きな期待と共にいくつもの不安、緊張感を覚えるのは子どもも大人も同じです。そんな私達に与えられているのが今月の保育主題の聖書の言葉(聖句)です。これは弟子達が湖で突然の逆風に襲われ、危うく転覆しそうになっていたのをイエス様が助けられたときに仰った言葉です。

 イエス様は弟子達とは離れた陸地に居られたのですが、彼らが厳しい事態に直面しているのを知ると、逆巻く波や激しい嵐をものともせずに湖の上を歩いて弟子達の所にやって来られます。水の上を、しかも嵐の中、平然と歩いてやって来たなどという話は信じがたいと多くの人は思います。私もそうでした。しかしこの話は一つのたとえ、象徴的な物語です。逆巻く湖は私達の人生、突然の逆風は予期せぬ出来事、吹きすさぶ嵐はいくつもの課題、難題、難問、試練、襲い来る大波は、私達が押しつぶされ、飲み込まれそうなプレッシャー、ストレスのことと考えるとこの物語はにわかにとても現実味が出てきます。

  私達は、普段、自分の知恵や力や経験を頼りに努力、工夫を重ねて日々を過ごしています。それはちょうどガリラヤの湖に漕ぎ出していった弟子達のようです。実際、弟子達の何人かはガリラヤ湖の漁師でした。イエス様は弟子達が神様を信じつつ、自分達の力を十二分に活かして働く事を望んでおられます。だから彼らだけで「向こう岸に先に行かせ」ようとします。イエス様はそんな彼らを気遣い、彼らのために離れて一人祈っておられます。弟子達はイエス様の期待と見守りのもとで、自らの力に頼んで小舟を沖へと漕ぎ出します。しかしそこで彼らは思わぬ困難、厳しい現実に直面します。そしてそれをイエス様と共に乗り越えて行きます。

 彼らのように私達もまたイエス様に見守られ、その配慮のもとに日々を生きていると聖書は語ります。順調な時も、難しい現実や逆境にあえぎ苦しみ悩むその時も、イエス様は私達を見守っていて下さいます。呼べば答えて下さる近さに、私達が思うよりも早く、イエス・キリストは来ていて下さいます。そしてこう言われるのです。

「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」

イエス様は、私達が決して独りぼっちではないことをお示し下さいます。神様は私達を決して独りぼっちにはさせないことをお示し下さいます。このお方を信じ、このお方と出会う時、私達は勇気と安心を得られます。そして難局を乗り越える冷静さと真に必要な知恵をもって事態に立ち向かう力に満たされます。

私達は、ともすれば、自分の心をこのお方にではなく、不安や恐れで一杯の自分にばかり向けがちです。イエス様を信じるより、弱い自分の力に頼りがちです。そんな私達に必要なのは、呼びかければ応え、手を伸ばせば必ず捕まえて下さるお方に気付き、そのお方を信じる事です。イエス様は必ず助けて下さる。イエス様はいつも共にいてくださる。そのことを信じるところからくる勇気と平安を指し示して、キリスト教は今日まで2000年余の歴史を歩んで来ました。2016年度もまたそのことを子どもたちや保護者の皆さんと大切にしながら、一日一日を丁寧に歩みたいと願います。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

園長 大木 正人

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