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カテゴリ:園長通信 投稿日:2022/12/01

さあ、ベツレヘムに行こう。(ルカによる福音書2章15節)2022年12月保育聖句

『 さあ、ベツレヘムに行こう! 』

 早いもので、2022年もあと少しで終わろうとしています。11月には、今までできなかったバザーを3園とも実施することができました。親子でとても楽しいひと時を過ごすことができました。また、収穫感謝祭では、日ごろお世話になっている、市役所、警察署、消防署、病院、教会、駅、英和大学などに子どもたちが、果物・野菜・心を込めて作ったメッセージカードを持って、訪問しました。子どもたちの訪問をみな歓迎して下さり、とても喜んで下さいました。子どもたちも訪問先で、手作りカードを渡し、収穫感謝の讃美歌を心を込めて歌うことができました。

また、山梨英和のこども園では、11月27日(日)からイエスキリストの誕生を待ち望むアドベントの期間に入りました。アドベントとは、イエスの誕生を待ち望む待降節と言われる期間です。こども園では、アドベントの期間、毎週1本ずつキャンドルに火をともしていきます。そして、クリスマスになるとキャンドルは4本になります。4本のろうそくには、イエス・キリストが私たちにもたらして下さった希望・平和・喜び・愛への願いが込められています。アドベントの期間には、毎日の礼拝で聖書のお話やクリスマスの讃美歌を歌います。また、各クラスで先生が子どもたちにクリスマスの絵本の読み聞かせをしたりします。さらに、各園でクリスマスに行うページェントの練習を行います。ページェントとは、イエス・キリストの誕生までのストーリーを年少組、年中組、年長組の子どもたちが演じる劇です。園によっては、その中でクリスマスソングをハンドベルで子供たちが演奏するなど、工夫しながら毎年感動的なページェントを作り上げます。

今月の聖句は、貧しい羊飼いのところに天使が現れ、イエスの誕生を告げました。羊飼いは戸惑いながらも「さあ、ベツレヘムに行こう」とイエスをさがしに行くと、天使の言葉どおりであったことに驚き、神を崇めました。同じころエルサレムには東方の3人の博士が星の知らせを受け、ヘロデ王のところを訪ねていました。その後再び星に導かれた3博士は、イエスのもとにたどり着き、黄金・没薬・香油など高価な贈り物を捧げ、イエスを礼拝してヘロデ王のところには戻らず地元に帰っていきました。

日本でクリスマスは、今やほとんどの人が祝う大きなイベントとなっています。クリスマスには、子どもや大切な人にプレゼントをしたり、プレゼントをいただいたり、御馳走を食べたりします。でも、イエスキリストの誕生を祝うという人がはたしてどれくらいいるでしょうか?そんな中、こども園ではクリスマスがイエス様の誕生をお祝いする大切な時として子どもたちの心の中に小さな種がまかれます。こども園では、これからもクリスマスを大切にまもり続けていきたいと考えています。

さて、毎年やってくるクリスマスですが、戦争や地域紛争、貧困、飢餓、自然災害、事件、事故等で多くの子供たちの命が犠牲になっています。このような現実を考えると私たちの気持ちは重く沈みがちになります。ですが「光は暗闇の中で輝いている」という聖書の言葉を信じ、祈りたい気持ちです。

山梨英和のこども園(カートメル・ダグラス・プレストン)では、ウクライナからの避難民の子供を受け入れ支援するとともに、ウクライナの方を積極的に園に招き、交流活動を実施する予定でいます。私たちがウクライナの方々の「隣人」となれることを心より願っています。皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。

園長 石川 健

 

 

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