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カテゴリ:園長通信 投稿日:2024/07/08

『見よ、それは極めて良かった。』(創世記1章31節)2024年6月保育聖句

『見よ、それは極めて良かった。』

神は、お造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良い。

夕べがあり、朝があった。第六の日である。    

           (創世記1章31節)

 

今年は、4月から真夏のように暑い日があり、5月に入っても30℃を超える日があるなど、寒暖の差が大きく、体調を崩す子どもたち、先生たちが多いです。そんな中でも、子どもたちは汗びっしょりになって、元気一杯に活動しています。

甲府のカートメルこども園と韮崎のダグラスこども園では、新園舎の建築が急ピッチで進んでいます。基礎の部分からあっという間に屋根ができたかと思ったら、建物壁面も出来つつあります。両園とも8月末に完成し、10月から新園舎での活動を開始する予定です。カートメルこども園では、いままで使っていた園庭に新園舎を建てるため、園庭がなくなってしまいました。そこで、近くに新しい土地を入手し整備して、新たな園庭を作りました。子どもたちは天気の良い日には、そこで元気いっぱい遊んでいます。

ダグラスこども園は、現在の富士見町を離れ、藤井町に新たな土地を入手し、そこに新園舎を建築しています。新たな建築場所は現在の園舎から大分離れているため、子供たちは建築の様子をなかなか見ることができません。しかし、新しい園舎の奥の畑にサツマイモの苗を植え、その観察などに出かけて行った時に新しい園舎に建築状況を見て、歓声をあげています。

石和のプレストンこども園では、昨年保育部(ホサナ)に太陽光パネルを設置し、出入り口に電気錠を設置するなど、セキュリティーの強化にも力を入れました。また、幼稚園部の2階のエアコンが涼しくならず、夏になると子どもたちが過ごせないほど室温が上がってしまうので、新しく、性能の良いエアコンに入れ替えました。また、プレストンこども園のビオトープ(井戸水をポンプでくみ上げ、小川や池を作り、そこにメダカが泳ぎ、いろいろな水性の昆虫が生息し、多くの植物が育ち、蝶、トンボ、鳥などが遊びに来ます。小さな自然の中で子どもたちが自然と触れ合うことができる庭です。)子どもたちはビオトープが大好きです。そのビオトープも手入れをしないと荒れていってしまいます。先日、保護者の方がプレストンの保育部の砂場に砂を補充し、ビオトーブ周辺の土地を整備してくださいました。気温の高い中、重機を持ち込み職人さんと2人で、1日かけて奉仕をして下さいました。プレストンこども園が保護者の方に支えられていることに心より感謝いたします。新たにできるカートメル、ダグラスこども園にもビオトープを作る予定でいます。ビオトーブは、子どもたちの豊かな心を育てるのに大切なものです。これからも、子どもたちと共に大切に守って行きたいと思います。

旧約聖書の創世記には、天地創造、アダムとエバ、ノアの箱舟、カインとアベル、バベルの塔などのお話が記載されています。その中で、今月の聖句は天地創造の6日目の話です。神は1日目、光と闇を区別されました。2日目、空をつくり、水は空の上と下に分けました。3日目、陸と海を区別し、植物や樹木をつくりました。4日目、太陽と月がつくられ、昼と夜ができました。5日目、水中の生物と鳥がつくられました。6日目、野に住む動物をつくり、神の形に似せた人間をつくりました。6日目で神は天地創造の全てを終え、自らお造りになった全てのものを御覧になり、「見よ、それは極めて良い。」とその出来映えに、とても満足していました。神さまが「極めて良い」と自己評価をしているものは、私たち人間から見て計り知れないくらい良いものなのだろうと思われます。このように、人間は神様が地球上で最後に造った作品です。そして、自信をもって極めて良いと評価されています。しかし、私たちは、それに応えるだけの働きをしているでしょうか。

人間は、便利さを手に入れると同時に多くのものを失ってきました。CO2をはじめとする化学物質を排出し、海や空は汚染され、気候変動にも大きな影響を与えています。また乱獲、森林の伐採等により多くの動植物が絶滅していきました。これから未来を担う子供たちのために、少しでも生活しやすい環境を残すことは、私たち大人の責務です。今からでもできることをし、神様がおっしゃった「極めて良い」をこれ以上悪くしないように努力していかなければなりません。

園長  石川 健

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