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2015.11.12 / SSH活動報告 /

第4回SSH特別講演会を開催しました。

10月30日、本校の卒業生で、現在は独立行政法人 海洋研究開発機構 海底資源研究開発センターにお勤めの正木裕香先生をお招きし、2015年度第4回SSH特別講演会を実施しました。

講演のテーマは「いつか深海でサンドイッチを」です。

先生は深海での資源調査の様子を、写真や動画を用いながら紹介してくださいました。海底に棲む150㎝もある巨大なミミダコが画像で出てきたときは、会場から驚きの声が上がりました。先生は「資源とは自然からの贈り物なので、大切に使わなければならない」とおっしゃっていました。しかも、資源とは経済性のある贈り物だそうです。現在、環境に負荷をかけずに海底で養殖ができないかということを試みにしているというお話もしてくださいました。

また、高校生へのメッセージとして、「好きなことや向いていることにはいつ出会うかわからないので、多くの経験を積んでみてください。理系も文系も両方の知識を持ち合わせることが大切です」というアドバイスをいただきました。

講演後、生徒からは、「アポロ計画は短期間で達成されたにも関わらず、マントルを掘る計画が勧められていないのはなぜか」、「なぜ潜水艦は球体だったり角がないのか。ガラスの厚さは何㎝か」、「深海で行われている実験や映像を観て、さまざまなおもしろい生物がいたが、他にどんなおもしろい生物がいたか教えてください」、「メタンハイドレードについて。海底にも酸素があると思うのだが、どれぐらいの酸素量で燃えるのか」、「身体にかかる負担はどれぐらいかかるのですか」など、さまざまな質問が出されました。

【生徒の感想】

○深海にも酸素があり、だから生物が生きられるということに驚きました。水深200mで光が届かないというのは、想像よりも深いところまで地上の光が届いているんだなと思いました。さらに、かなりの圧力がかかっていても深海にはたくさんの生き物がいるということにも驚きました。私達は環境問題や地球の資源問題を考えるときに、陸上のことだけに目を向けてしまいがちですが、海にもたくさんの生き物がいて、たくさんの資源の可能性があるということも知れました。(高校3年生)

○英和出身の先輩のお話を聴くことができて良かったです。海の生物や海について何も知らなかったので、驚くことがたくさんありました。海底にも酸素があること、透明なもので深海まで潜れることなど、興味を持ちました。人工知能を持っている「うらしま」のスペックや調査しているものも高度な技術でできていると思いました。今、私は高校3年生で進路を決め、試験に向けて勉強している時期ですが、自分の頑張り次第で先生のような大学での出会いがあるのだなと思いました。海に行くときは先生のような方たちが研究していることを思い出したいと思います。私もいつか海底に行ってみたいです。映像があってとてもおもしろかったです!(高校3年生)

○今日は貴重なお話をして頂き、ありがとうございました。山梨県という山に囲まれた県で生活しているので、海に強い憧れを持っています。なので、今回のお話をとても楽しみにしていました。先生の「資源は自然からの贈り物」という言葉がとても印象に残りました。むやみやたらに資源を使い尽くすのではなく、この考えを常に心に留めて、日頃からなるべく資源を無駄遣いしないようにしたいと思います。海の底には多くの資源があることにとても驚きました。海だけでなく地球の素晴らしさも感じることができました。また、この海の調査を支えているロボットについても日本の技術が活きていると思いました。深海実験がとてもおもしろかったです。普段では絶対にできない経験をされているのが羨ましいです。深海生物に興味があるので途中のビデオがとても楽しかったです。たくさんの人がたずさわって行う研究なので、とても充実しているお仕事なんだと思いました。私もそんなやりがいのある職業に就きたいと思います。本日は本当にありがとうございました。(高校2年生)

○地球の7割を占めている海。JAMSTECで活躍されている正木先生が、私たちの知らない深海という新しい世界を見せてくださったこの講演は、とても貴重な体験となりました。私は文系ですが、資源とは何なのか、日本近海でもメタンハイドレードなどの海底資源があること、海底熱水活動によって海底山脈で豊富な資源が作られていることに驚きました。また、正木先生の海底に対する探査船「うらしま」を「うらちゃん」と呼んでいたりして、愛情を抱いていらっしゃることがわかりました。仕事に対する熱意がすごくかっこよかったです。私も自分のやりたいこと、仕事に将来たどりつき、正木先生のように輝く女性になりたいです。海底実験はすごく実験結果が目に見えて、海の圧力の威力を知りました。正直に言うと私は海は冷たい水のイメージがすごく強かったので、海底で300度の高温で生きている生物がいることにも本当に驚きました。カメラで見る海の映像はアリエルの世界でした。まだまだ不思議がつまっている海底、ステキだなあと心から思いました。「海底に標識がないように、人生にも標識はない」-正木先生のこの言葉のように、私も自分の人生を進んでいきたいです。(高校2年生)   ○普段の生活からでは絶対にわからないような海の底の仕組みのお話が聞けてとてもおもしろかったです。調査期間のお話はドラマみたいでうきうきしました。良い意味で現実味と非現実味が混ざっているようで…。私は1つのことに対して熱しやすく冷めやすいタイプでとても視野が狭いので、もっといろいろなことを吸収しなければと思いました。同じ英和生で、とても輝いている正木さんの姿を見て、私ももっとがんばろうと思いました。今日はありがとうございました。(高校1年生)   ○今日は「いつか深海でサンドイッチを」という題で講演してくださるということを聞き、「どういうことだろう?」と思いましたが、「しんかい6500」の話を聴いて、「あ、そういうことなのか」と納得しました。海は宇宙と同じくらい未知の世界で、大きな可能性が秘められているのだなと思います。また、先生はライターのお仕事もされているそうなので、理系にも文系にも携わることができるのだなと思いました。私も理系・文系に関わらず、たくさんの経験を積んで、将来好きなことができるようにしたいと思います。今日は本当にありがとうございました。(高校1年生)   ○探査機がたくさんあり、それぞれの目的にあう機械がいくつもあるということがわかりました。資源とは自然からの贈り物でもあるが、経済性もある大切なものだということがわかりました。どんな仕事にも、「書く・読む・考える・伝える力」が必要であり、今の生活でも必要だと改めて感じました。Presentationの授業で考えたことを伝える場があるので、そういうところで身につけていきたいです。(中学3年生)   ○さまざまな地球の深部を調査するために、いろいろな機械があるということがわかりました。私は実際に「しんかい6500」を見たことがあります。あまり大きくない印象でしたが、深海6500mまで潜ることができ、たくさんの調査をしている大事な潜水船だと思いました。深海の事は全然知りませんが、未知の場所に行って調査できる日本の技術がとてもすごいと思いました。たくさんの経験をすることが大事だと思いました。そして、たくさんの知識を得ることも大事だとわかりました。(中学3年生)   正木先生、どうもありがとうございました。これからのご活躍を楽しみにしています。
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