中学3年リトリート 

『神を信じ、平和をつくりだした人々に学ぶ』    

校長 三井 貴子

山梨英和中学校・高等学校の6年間の中で、学年行事として「修養会」を実施しているのは、高校3年生と中学3年生です。修養会を英語ではRetreatと言います。中学・高校のそれぞれの最高学年で「リトリート」を実施するのには、山梨英和の建学の精神に基づく重要な目的があります。それは「日常の学校生活から離れ、創造主である神の御言葉に耳を傾ける。自分自身を見つめ、自分の生き方・あり方を考える機会を持つ。お互いに協力し、隣人・他者を思いやる心を育む」です。

今年のリトリートのテーマは「神を信じ、平和をつくりだした人々に学ぶ」です。主題聖句は学年聖句である「知る力と見抜く力を身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように。」(フィリピの信徒への手紙1章9~10章節)です。皆さんは事前学習で、決してあきらめずに未開の地に新しい農村を作ったポールラッシュ博士、聖公会の清里の地における伝道の歴史、韓国の地で「隣人愛」を貫いた浅川巧について学んだことと思います。まさに、この先人たちは想像を絶する困難な中で、キリスト教信仰に基づき「神を信じ、平和をつくりだした」人々です。この先人たちのゆかりの地である高根町を訪れ、中学1年のメープルスクールで訪れた聖アンデレ教会で礼拝を守ります。

神様が創造された大自然の中で御言葉に耳を傾け、主題聖句と向き合ってください。現代もまた平和をつくりだすことが非常に困難な時代です。だからこそ、与えられた愛を他者とわかち合い、自分には何ができるのか、これからどのような生き方をしていくべきかを日常生活から離れて静かに考えてください。