高3学年礼拝 井出先生 

聖書 列王記上3章5節~14節
今読んだ箇所では、神様がソロモンになんでも願いをかなえるということが書かれています。そのとき、ソロモンは神様に知恵を欲しました。みなさんならなにを欲しますか。この、聖書の箇所から勉強をすることの理由を考えることができると思います。
「なぜ勉強をするのか?」
この疑問は教育学部で勉強をしていた僕にとって、非常に重要な問でした。また、これからも考えていかなければならない重要な問のひとつです。みなさんはこの問に対して答えることができますか?なかなか難しい問いですよね。将来役立つと思いながら勉強している人。受験に必要だから勉強をしている人。いろいろな理由があると思います。
僕は勉強をする理由が大きく分けて二つあると考えています。
みなさんは「女王の教室」というドラマを知っていますか?このドラマは阿久津先生という非常に厳しく悪魔のような担任教師がいて、小学校6年生の子ども達が立ち向かっていくという内容です。物語の終盤になると、途中様々なことから、子ども達が実は阿久津先生は良い先生なんじゃないかという思いを抱き始めます。最後に阿久津先生は良い先生なのかを試すために大人が答えにくいと思う質問を阿久津先生にしていきます。その中に、「なぜ勉強をしなければならないのか?」という質問があります。阿久津先生はその質問に対して、「勉強はしなければならないからやるのではない。生きていると様々な疑問がわいてくる。その疑問の答えを知りたいと思うから勉強するのだ。」と言います。このドラマの再放送を大学生のときに見たときに、非常にしっくり来たことを覚えています。勉強というものはしないといけないからするのではなく、自分が疑問に思うこと、わからないことを解決するために勉強をするのです。僕が受験生であった時を振り返ると、勉強すればするほど疑問に思うことが出てきたことを覚えています。そして、その疑問を解決することが勉強の面白いところであると思っています。みなさんも受験勉強は苦しいものであると思いますが、知的好奇心を満たす楽しさを感じながら勉強していってほしいと思います。
二つ目の理由は神様や人のために何かをするために知恵を身に着けるように勉強をするのだと考えています。ソロモンは神様の役に立つように知恵を欲しました。そして、神様はそのことを喜んだことが聖書には書かれています。聖書にはこの知恵を使ったソロモンの話が続きに書かれています。ぜひ聖書列王記上3章16節~28節を読んでみてください。簡単にお話をまとめると、2人の女性が一人の子供を連れてきます。その2人の女性はその子供が自分の子供だと言い、ソロモンに審判をしてもらうためにやってきます。ソロモンは2人の女性に子供を二つに割いて分け合いなさいと命じます。一人の女性は相手の子供だと認めるから子供を助けてくださいとソロモンにお願いします。もう一人の女性は子供を割いてくださいとお願いします。そこで、ソロモンは子供を助けてほしいとお願いした女性が本当の母親であると審判します。神様から与えられた知恵はすごいですね。ソロモンはこの知恵を使って、神様と人々のために働き、王としての役割を果たしました。ソロモンは神様から授けられた知恵を国を統治するために用いましたが、どのような職業においても、よい働きをするためには知恵が必要になると思います。そして、将来役に立つ知識や知恵を身に着けるためには、まず基礎学力がないといけません。基礎学力があるからこそ高度な知識や考え方を理解することができるからです。今のみなさんの学びが神様や人のために役立つような知恵につながっていくことを心からお祈りしています。