放送礼拝 スポーツデー係

ヘブライ人への手紙12章1~3節

最後のウォーカソン、全力で走ろう。そう決めたのは当日の1週間前でした。過去に2回ウォーカソンを経験してきましたが、2回とも良い結果を出す事が出来ませんでした。急な坂道で体力を奪われ、早い段階で折り返してくる人とすれ違い、ゴールにたどり着けないのではないかと不安な気持ちでいっぱいだったのを覚えています。そんな悔しい思いをしてきたので、今年は同じスポーツデー実行委員の仲間と一緒に上位を目指して走ろうと約束をしました。

それから、当日を迎えるまでの期間、私たちは朝の練習に積極的に参加をして20分間という短い時間でしたが、ペースを合わせて走りました。ペースを合わせられず、ついて行く事が出来ない日もありました。それでも友人たちが私にペースを合わせてくれたり、声をかけてくれたりして私を励ましてくれました。

当日を迎えるにあたり、たくさんの準備がありました。その中でも特にタイやラオスの貧困に苦しむ子供達のダルニー奨学金の募金活動を行うという事が大変でした。現在ラオスでは教員数、教材、教具などの不足により十分な学習環境が確保されていません。また通学困難により勉強をしたくてもできないという子供達がたくさんいます。

小学校を卒業してすぐに働く子供もいるそうです。それに比べて現在の私たちの教育はどうでしょうか。学校の制服があり、カバンや靴があり、1人1人自分の教材があり、十分な学習環境があります。それが当たり前だと思っていないでしょうか。

ダルニー奨学金は貧困のために教育に恵まれない子供達の進学を支援するというシステムです。年間14,400円、1ヶ月あたり1,200円で1人の子供が1年間学校に通う事ができます。私は先日見た映画の中で、どんなに長い距離でもどんなに危険な道でいつ命を失うかわからないという状況にあっても大好きな友達と大好きな勉強をして、夢に向かって頑張っている子供達の姿に感動しました。叶えたい夢、やりたい事に向かっている姿は本当に魅力的だと感じました。

当日はあいにくの雨でウォーカソンを実施することが出来ませんでしたが、当日まで一生懸命走ってきた事は決して無駄ではないと思います。その一歩一歩が苦しむ人々の助けに繋がると思います。また、今回のプログラムを通じて自分と向き合い、他者を思うことができたのではないでしょうか。2年後にまたウォーカソンが実施されます。高校1年生と中学生の皆さんの中には、ウォーカソンをやりたかったと思う人や、映画を見て何か自分の中で感じたものがあるという人がいると思います。その気持ちを2年後に活かし、よいウォーカソンが実施できるよう頑張ってください。

ウォーカソンを実施するまでの準備、また特別プログラムを実施できたのは多くの先生方、保護者の方々の支えがあったから、という事を忘れてはいけません。 これから先、困難や苦しみに直面する事がたくさんあるでしょう。しかし私たちは神様という大きな支えの中で生かされています。その事を覚え、日々の生活を歩んでいきましょう。

お祈り 神様今日も新しい朝を迎えられたことに感謝いたします。今日は自分と向き合い他者を思うことの大切さをお話ししました。私たちが積み重ねてきた一歩一歩が他者を助けるものとなりますよう導いてください。また今日も一日みなが安全に過ごせますようお支えください。この祈りを尊き主イエスキリストの御名によって御前にお捧げいたします。アーメン。