第2回 大学模擬授業を実施しました
10月7日(水)高校1.2年生を対象とした2回目の大学模擬授業を行いました。
今回は、心理学、語学・国際学、教育学、生命環境・農学、芸術学、看護学、経済・経営学の7分野の授業を開講しました。これで、今年度の大学模擬授業は終了です。新たに興味のある分野に出会えた人、進路決定のきっかけを見つけた生徒もいると思います。この貴重な授業で得た知識を、日々の学習や生活に生かしていってほしいと思います。熱意ある講義をしてくださった先生方へ、心より感謝申し上げます。
~第2回大学模擬授業 開講授業タイトル~
*心理学 伝わる?伝わらない?コミュニケーションの不思議
*語学・国際学 音楽が世界と出会うとき:英語の歌詞から見る国際問題
*教育学 歴史のチリから考えてみると、“思い”に迫ることができる
*生命環境・農学 小笠原の自然から考える外来種問題と希少種保護
*芸術学 思考する抽象絵画
*看護学 知っておきたいファーストエイド(救急処置)
*経済・経営学 地域環境問題と経済・経営 Profit or Planet
~生徒感想~
*心理学
今回の模擬授業を通して、自分が考えていることは、言葉にして伝えなければ相手には分からないということに気づいた。また、人は良いことよりも悪いことに目が向きやすいという特徴があることも学んだ。今後は、自分の考えを相手に分かりやすく伝えることを意識したい。友達が悩みを相談してくれたときも、自分の意見をすぐに言うのではなく、まずは相手の話をよく聞き、気持ちに寄り添いたい。そして、相手との適切な距離感を大切にしながら、相手の立場になって考えて行動していきたい。(高2)
*語学・国際学
今回の模擬授業を通して、楽曲『Summer of Love』に込められた深いメッセージと、世界で起きている現実について深く考えさせられました。
「ピースサイン」がかつて1960年代に「LOVE & PEACE」を象徴していたことや、U2のボーカルがシリアで爆撃を受けた方に花を手渡したというエピソードが非常に印象に残っています。『Summer of Love』という曲名からは一見すると華やかで平和な印象を受けますが、その背景には難民(refugee)問題や、私たちが想像するような「愛にあふれた夏」とは程遠い過酷な世界が存在していることを知りました。
今この瞬間にも自分たちとは全く違う世界で苦しんでいる人々がいることを忘れてはならないと感じました。また、英語を単なる教科としてではなく、「自分たちと世界を接続するためのツール」として捉え直す重要性を学ぶことができ、今後の学習へのモチベーションが高まりました。(高2)
*教育学
この模擬授業を通して、教科を学ぶ意味は知識の暗記ではなく、物事を捉える見方、考え方を身につけることにあると気づきました。地理、歴史、公民はそれぞれ位置や空間、時間の経過、相互関係という異なる視点から社会的事象を多角的、多面的に捉えるもので、それらを関連付けることで人生に通用する知恵になると学びました。また、歴史は課題解決として当時の環境や条件からなぜそう決断したのかを考えること、問題は理想と現実の差分であり複雑な構造をもつことも印象に残りました。見方、考え方を自在に働かせられるようにすることが教師の専門性なのだと感じました。(高2)
*生命環境・農学
グリーンノワールの体の変色について、最初は社会的コミュニケーションかと考えていたが、講師の先生の実験で、動いているのと動いていないものに対しては明確な差が現れるが、体の色では特に差は出なかった。これらの結果から、グリーンノワールは単に体の色で威嚇したりしているのではない可能性があることがわかった。様々な実験や、見方をすることで、生物の生態系などについて考えることができてとても楽しかった(高1)
*芸術学
芸術史の代表であるピート・モンドリアンの作品がシュールレアリズムやピカソが与えた新しい光によって大きく変化し、あの三原色の作品がこの世に生まれたのかと知りました。これにより、芸術は一度、一つの方向に決めたとしても、途中で何かによって大きく変わることがあるかもしれない、又、それがいいものか悪いものなのかは後にならないとわからないことに気づきました。女子美も一つの専門分野だけでない別の芸術分野を学べることで将来が広がります。そして、芸術に必要なのは、自己の価値観をいかにアピールするかと、他の作品のリスペクトかなと考えました。アピールは社会に出て、依頼が来るかどうかはそれ次第ですし、他の作品を卑下してしまうと得られるものも得られなくなってしまいます。
この気づきをこれからの自分に生かせて行けたらいいなと思います。(高1)
*看護学
今回の模擬授業を通して,いざというときに命を守るためには日頃から正しい知識を身につけておくことが大切だと感じた。また,最近は自殺率についても気になっていて,一人ひとりの命を大切にすることについて,もっと考えていきたいと思った。私は将来,看護系の職業に就きたいと考えているので,今回学んだことを将来にも生かしていきたいと思った。普段の生活の中でも,困っている人に気づき,自分にできることを考えて行動できるようになりたいと思った。今後も,命を守るために自分に何ができるのかを考えながら学んでいきたいです。(高2)
*経済・経営学
今回の講義を通して、環境負荷を経営コストとして捉え、それを削減していくという考え方は、単に企業の良心に委ねるのではなく、とても合理的なものだと感じた。環境問題への対応を道徳的な責任として捉えるだけでは、企業によって取り組みに差が生じてしまうと思う。しかし、環境負荷の削減を企業経営の一部と捉え、会社の存続のためにも必要不可欠なものと考えれば、企業が継続的に取り組む理由が明確になると感じた。
また、質疑応答では、CSR部という企業の部署について教えていただき、実際にこのような役割を担う部署がすでに存在していることを知って驚いた。同時に、環境や社会への配慮が、すでに企業経営の一部として位置づけられているのだと実感した。
さらに、東京女子大学は経済学と経営学があまり分かれていないことが特徴だと説明されていたが、今回の講義でも、経済学的な視点と経営学的な視点の両方から考えることができ、とても勉強になった。(高2)











