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2020.5.27 / 学校行事 / 学校生活 /

創立131周年記念礼拝

創立131周年を迎える今年、120年近く続けられてきた「花の日」(県内高齢者施設・病院への訪問)の行事は中止となりました。全校で集まっての創立記念礼拝も行うことができませんでしたが、山梨英和中高前同窓会長の岡田恭子先生からメッセージをいただきました。山梨英和中高を通して、一人一人に神様との出会いが与えられていることを感謝いたします。

 

 

創立記念日礼拝 山梨英和中高前同窓会長 岡田恭子先生

 

聖書:イザヤ書61節~8

 

私たちには、多かれ少なかれ、また事の大小に関わらず、「出会い」と言われる人生の転換期や決断の時があります。本日は、私自身の人生のこれまでを振り返りながら、そのことをお話ししようと思います。

 私は、岡田恭子と申します。山梨英和高等学校をS46卒業、2016年度から昨年度まで同窓会長を務めておりました。

 私は、山梨英和中学校に入学して初めて聖書を手にしました。実家はキリスト教には全く縁がなく、身近に英和関係の人もおらず、幼稚園はお寺の住職が園長先生でした。小学校は、父の勤めの関係で5回転校し、山梨に戻ったのは6年生の2学期でした。それから英和の「え」の字も知らなかったのに、両親の勧めで英和を受験することになりました。同じ小学校から他に二人が受験し、三人そろって入学しました。

 大した志もなく入学したのですが、英和での生活は何もかも目新しい事、興味深い事ばかりでした。カナダの宣教師の先生方の英会話の授業、聖書の授業も新鮮で楽しかったです。中学1年生時の担任は、「聖書を読みなさい。教会に行きなさい。」と熱心に勧めてくださいました。根は真面目なので、先生の言葉通り、新約聖書を何回も通読し、同じ小学校から入学した友達と誘い合って教会に通うことになりました。教会では、牧師が奏楽や教会学校のヘルパーの奉仕を勧めてくださり、教会の中での居場所を与えてくださいました。また、高校生会で聖書の学びをしたり、青年会と一緒に出掛けたりして交わりの時を持ちました。

 受洗したのは、高校2年生のイースターでした。聖書を読み、教会へも殆ど休まずに行っていましたが、キリスト教に関する知識理解は深まってもそれだけでいいのだろうか、神さまと自分とのかかわりは、自分は何者だろうか、友達との関係や社会との関係などいろいろと悩んだりしました。皆さんも同じようなことを感じる時があるでしょう。自分を見つめる時、身近な他者と比べるのではなく、絶対的な存在があることを知らされて、いろいろ思いめぐらすようになったのです。自分の弱さとか、汚さなどの罪深さを映し出すのは、天地万物の創造主である神様の存在であり、神様は、罪の中にある人間をキリストの十字架によって救ってくださったということを、知識ではなく聖霊の助けによりアーメンということができました。   

英和での6年間は、神様との出会いは勿論、生徒一人一人に寄り添ってくださった先生方、様々な個性を持ち輝いて生きる友達との出会いを与えられました。本当に感謝です。

さて、今日与えられた聖書箇所は、預言者イザヤの召命の記事です。イザヤは、神殿で主なる神の顕現に接し、「汚れた罪人であるわたしが万軍の主を見たのだから滅ぼされてしまう。」と驚きます。旧約聖書には、神を見ることは死を意味することであるとありました。すると、セラフィム(天使)が祭壇から火ばさみでとった炭火をイザヤの唇に触れさせて「見よ、これがあなたの唇に触れたので、あなたの罪は赦された。」と言いました。その時、「誰を遣わそうか。」という神様の声が聞こえてきました。イザヤは、「私がここにおります。私を遣わしてください。」と答えます。イザヤが20歳の時のことだそうです。イザヤは、自分が神様のお眼鏡にかなった者だ、自分は神様の命じられた事をするにふさわしい者だと自信満々に答えたのではありません。罪深い自分がただただ神様の恵みと憐みにより罪を清められ、その御用のために遣わされる、その時いつも主が共にいてくださるという信頼と確信の中で、「私を遣わしてください。」と答えることができたのでしょう。

これまでの人生の様々な場面で、いろいろな人との出会いがあり、自分で自分の道を決めたような気でいたことがたくさんありました。同窓会長の役を勧められた時もそうでした。しかし、130周年記念事業に関わらせていただき、山梨英和の創立からこれまでを神様が導いてくださったこと、また、神様に呼ばれてイザヤのように主の命に従って生きた多くの人々によって130年の歴史が刻まれたことを実感しました。そして、実はこの私も神様の導きにより、今このような場にあることを感謝と共に実感しています。

131年目の歩みは、困難な状況と共に始まりました。しかし、これからの140年、150年の歴史を創る皆さんが、「英和に学んでよかった。」という学校生活が送れますように、神様の豊かな導きをお祈りします。

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