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2023.3.16 / 入試 / 教育 / 学校生活 /

中1 ~3月14日の全校礼拝より~

本校では、毎朝、礼拝があります。チャペルに集まり牧師先生のお話を聴いたり、クラスで先生、友人のことばに耳を傾けたりします。聖書のことばに触れ、讃美歌を歌う時間は、神様を身近に感じ、新しい朝を迎えられた喜びで満たされます。

英和に入学して初めて聖書に触れた中学1年生も、この1年間、様々な場で聖書に触れ、いろいろな気づきや学びがありました。そんな思いを綴り、全校生徒に向けて語ってくれた1年生の礼拝を紹介します。

◆ 聖書の箇所 ペトロの手紙一 4章10節

「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。」    

◆ お話し

私たち中学一年生は山梨英和中学校に入学してから一年が経ちました。私にとってこの一年は学びや気づきの多い豊かな時間でした。入学して初めて礼拝に参加し、聖書を読みました。当初は礼拝に参加しても何をどうすればよいのか分かりませんでしたが、先生方や牧師さんのお話を聞く中で、毎朝の礼拝は神様が見守ってくださっていることに感謝し安心する時間だと知り、大切に思えるようになりました。

今日の聖書の箇所は、中学一年生の学年聖句です。私にとってこの聖句はいろいろな場面で度々思い出す大切な聖句になりました。神様が恵みとして与えてくださったもの、それが賜物です。私たちはそれぞれ賜物を授かっています。そして、私たちには、神様から預かったその賜物を生かして互いに仕えることが求められています。自分に与えられている賜物を、自分だけのために使うのではなく、互いのために使うことが求められているのです。

ここでいう賜物とは、神様によって与えられている才能、能力ともいえると思います。しかし、この聖句を読むたびに、私に神様が与えてくださったった賜物はなんだろうかとわからずにいつも考えていました。そのようなときに、全校修養会が行われました。

修養会では、学年の時間の中でひとりひとりがじゃがいもを持ってきてそのじゃがいもをよく観察し、その特徴をもとにたくさんのじゃがいもの中から自分のじゃがいもを見つけ出しました。まん丸だったり、細長かったり、大きいのも小さいのもありました。同じじゃがいもでも、じっくり観察するとひとつひとつ個性があることに気がつきました。どんなものにも個性があると思うと、とても愛おしく思いました。その後、自分を見つめる時間がありました。その中で自分のよいところも悪いところも含めて自分なのだと気づきました。クラスメートからもらったメッセージでは、自分では気付かなかった自分の良いところをたくさん教えてもらいました。友達によって視点も違って、私に対する見方が違うのだなということも感じました。そして私にも必ず何かよいところがあると思わせてくれました。はっきりとはわからないけれど、神様が与えてくださった賜物が何なのかが、見つかるような気がしました。そして自分の長所を生かして周りの人のために尽くしたいと思うきっかけになりました。

先日ある新聞記事を読みました。2022年に自殺した小中学生と高校生は512人となり、初めて500人を超えました。これは統計のある1980年以来、過去最多だそうです。近年、子どもの自殺は増加傾向にあり、問題が深刻化しています。とても悲しいと思いました。このニュースを読んだとき、学年で行った親子ホームルームでの命の授業を思い出しました。この授業では、保護者の方々と私たち生徒がいくつかのグループに分かれて意見交流の場を持ちました。この時、保護者の方々のお話を聞いて、私たちがとても大切に育てられていることを実感しました。お母様方に、出産のとき感じたこと、子どもが小さかった時の思い出、名前の由来などを質問したところ、丁寧に答えてくださいました。クスッと笑える思い出もあったり心温まるお話もありました。「もし子どもが風邪になったら、自分が代わってあげたい。」「子供といると、生きていてよかったと思う。」幸せそうな笑顔でお話しするお母様方から子どもに対する大きな愛を感じました。その中で、人が生まれてくることは奇跡なんだということを改めて感じました。そして命はかけがえのない奇跡の連続だと思いました。自分の命とは自分のものであって、自分だけのものではないとも感じました。私はこの授業を通して自分の命も私のまわりの人の命もどんな命も大切にしていきたいと強く思いました。

最後に私の好きな詩を紹介したいと思います。金子みすずさんの「蜂と神さま」という詩です。

『蜂と神さま』

蜂はお花のなかに、

お花はお庭のなかに、

お庭は土塀のなかに、

土塀は町のなかに、

町は日本のなかに、

日本は世界のなかに、

世界は神さまのなかに。

そうして、そうして、神さまは、小ちゃな蜂の中に。

 この詩は小さな蜂から大きな世界にまで神様がいるということを表していると思います。神さまは特別の存在として遠く離れたところにいるのではなくて、いつもそばで見守ってくださる存在であるということを感じる詩です。

私はこれからも神様の愛に心から感謝し、自分の弱さを素直に神様に委ねていきたいです。また、自分に与えられた目の前のことを丁寧に行い、努力を積み、友達と互いに賜物を尊重しあいながら学校生活を過ごしていきたいと思います。 

お祈りします。

神様 今日も新しい朝をありがとうございます。今日一日皆が安全に過ごせるよう神様が見守っていてください。今日は命の大切さについてお話ししました。一人ひとりが命を大切に生活できますように。世界には今、苦しんでいる方々がいます。その方々に私たち以上のお恵みをお与えください。このお祈りを尊き主イエス・キリストの御名によって御前にお捧げいたします。アーメン。

 

 

 

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