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2019.7.03 / 学校生活 /

放送礼拝 加藤先生

聖書  旧約聖書 エレミヤ書 29章10節~11節 旧1230ページ

讃美歌 403番

  今年度の学園祭が終了しました。クラス合唱や部活動、委員会の発表や展示など、皆さんが自主的に活動し素晴らしい学園祭でした。今年度のテーマは「STORY」でしたが、準備の期間中やこの3日間、それぞれの物語があったことかと思います。今日は長い目でみて人生の「STORY」を考えてみましょう。私たちの物語は誰一人として、同じ筋書きはありません。一つ屋根の下で暮らす親や兄弟、姉妹とも違います。皆さんはまだ10代ですが、自分の人生の物語を振り返ってどのように感じるでしょうか。思い通りになったこと、悔しくて泣いたこと。喜びもあれば悲しみもあったことでしょう。

 先生も自分の人生のSTORYを振り返ると山あり谷あり、様々な出来事がありました。今朝読んだ箇所は若かりし頃、悩み多き時代に牧師夫人から示された聖書の言葉です。11節を新改訳聖書という別の現代語訳で読みます。

「わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている。主のことば。それは災いではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるものだ。」

 その牧師夫人は既に引退され、県外にお住まいです。当時は60代で、安心して何でも話せる雰囲気を持ち包容力がある夫人で、私は母親のように慕っていました。人間関係や仕事で悩んでいた私にこの言葉を示し励まし祈って下さりました。 

 ここでエレミヤのことと、歴史的背景を簡単に説明します。エレミヤとは紀元前7世紀のイスラエルの預言者で、紀元前625年から約40年間、ユダヤ王国の滅亡、神との新しい契約と救済の預言をし、国民の悔い改めを説いた人です。この言葉が記された時代、聖書の舞台であるイスラエルは敵の国バビロンの侵略にあっていました。敵国に攻められ、国は廃墟となり、王や国の重役はもちろんのこと、国民達も敵国バビロンへ捕囚として連れ去れて行きました。そのような状況の中で記された言葉が、今朝読んだ箇所です。「もう私には何の望みもない。」というそんな時、神様がエレミヤを通して語られました。「あなたを元住んでいた家に帰してあげよう。そしてあなたの人生は将来と希望に満ちたものだ」と約束されたのです。そして歴史上では実際に、紀元前539年、新バビロニア王国がペルシアによって滅ぼされ、ペルシア王キュロスによって、ユダへの帰還と、エルサレム神殿の再建が許されることとなります。

 このみ言葉はユダヤ人に語っているものです。ユダヤ人に対する言葉ではありますが、それだけにとどまらず、聖書のみ言葉は信じる者達に同じようにあてはめることができます。つまり、私たちに用意された言葉でもあります。悩みを抱えていた先生もこのみ言葉に励まされ、神様から力を頂きました。

 これから始まる皆さんの物語はどのような筋書きでしょうか。喜びの時もあれば、苦難の時もあるでしょう。苦難の時、行き詰まった時に是非、今日のみ言葉を思い出して下さい。神様は災いではなく平和の計画をお持ちで、将来と希望を与える下さると約束しています。特に高校3年生は学園祭が終わり、部活動も引退して受験一色となります。肉体的にも精神的にも辛さを覚える時ですが、聖書のみ言葉に心を留め神様が共にいて下さることを信じましょう。そして、自分の目標を達成できるよう力強く歩んで欲しいと願います。

お祈りします。

愛する天の神様。あなたの御名を賛美します。今朝は放送を通して礼拝を守ることができ感謝します。神がエレミヤに語った「私は、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めていると、主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」という約束を与えて下さっていることを感謝します。み言葉を心にとめ、苦難の時にも力強く生きることができますように、あなたが支えて下さい。九州では大雨の被害が心配されます。各地で自然災害が多いこの頃ですが、どうか生活や命を守って下さい。この祈りを主の御名を通してお祈りします。アーメン

 

 

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