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2015.9.09
/ SSH活動報告 /
『黒富士農場』(山梨県甲斐市)を訪問しました
8月25日(火),山梨県甲斐市の黒富士農場にある山梨自然学研究所にて,再生可能エネルギー,微細藻類の培養の様子を見学・学習しました。この研究所は,自然科学同好会で共同研究を行っている山梨大学の御園生研究室が全面協力をしている場所です。クロレラなどの微細藻類と生物活性水に鶏の糞などを加えて培養します。ここで育ったクロレラなどは発酵させて,黒富士のニワトリの有機飼料に混ぜられ健康に役立てられ、その卵は私達の食卓に回ってきます。今回もオーナーの向山さん,山梨大学の御園生教授より講義していただくことにより,生徒達は再生可能エネルギー,循環型社会の大切さ,微細藻類の未来の可能性について改めて学ぶことができました。山梨英和のSSHのテーマにもなっている環境教育の根幹に関わる大切な知識であり,来年度以降もこの学びを続けていきたいと思っています。
【生徒の感想】
・2回目の見学で、学びの内容をより深く理解できました。今年は、培養した藻類をモモなどの果樹栽培にも利用しているそうですが、いろいろな使い方があって、すごいと思いました。
・エネルギーは有限なものが多いので、循環させて利用することがとても重要だと思いました。ポンプを回したりするのは、山梨英和にもある風力発電と太陽光発電の装置でした。
・環境にかける負荷をなるべく減らす社会を、山梨英和から広めていきたい。
・ニワトリ(飼育は2年間)や、人の命について考えさせられました。
・実際の装置や発酵して作られたエサなどに触ったりして、BMW自然循環農法のしくみがより良くわかりました。
生徒の感想、様々な角度からの意見がみられました。
これらの考えを今後の研究に生かしていきたいと思います。