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2019.4.05 / 学校行事 /

高等学校入学式式辞

山梨英和高等学校入学式式辞 2019年4月4日

校長 三井 貴子

 

 みなさん、山梨英和高等学校へのご入学おめでとうございます。皆さんのご入学を心からお祝いし、歓迎いたします。記念すべき創立130周年の年に山梨英和高等学校に皆さんを迎えることができ、本当にうれしく思います。義務教育を終え、勉学を続けることを望んで今ここにいる皆さんには、自己責任を伴う未来に繋がる高校生活が待っています。この3年間はこれまでの人生において最も短く感じられる中身の濃い年月となることでしょう。

 高等学校は義務教育とは違い、今まで以上に本人の学ぶ姿勢が問われます。皆さんは、何のために勉強しますか?希望の大学に合格するためですか?ある特定の科目に興味を持っているからですか?将来役に立つと信じているからですか?答えは人それぞれでしょう。

この3月に高校3年生を送り出しました。卒業式後、ある生徒が次のように話しかけてくれました。「私は三井校長先生が3年前に入学式の時におっしゃった言葉をメモして心に留めて山梨英和での生活をおくってきました。これからもずっと大切にしていきます。ありがとうございました。」と。私は胸がいっぱいになりました。3年前の私のメッセージを皆さんとも是非共有したいと思います。

 『皆さんもご存知の物理学者であるアインシュタインは、次のように述べています。「教育とは学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう。そしてその力を社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、自ら考え行動できる人間をつくることである。」私自身、このことを実感するに至るまでに随分時間がかかりました。皆さんには、高校入学の今、このことを知っていただきたいのです。』

 山梨英和高校は、次期学習指導要領にある「主体的・対話的で深い学びの実践」を目指し、カリキュラム改革や授業改革に取り組んでいます。これは先に述べたアインシュタインの教育観とまさに合致します。しかし、一番重要なのは、皆さんの学ぼうとする姿勢です。創立130周年記念事業の一環として、今年の夏から半年ほどかけて校舎の大規模なリノベーションを実施します。最新の教育環境が整いますので、あとは皆さん次第です。

 皆さんは,どのように高校生活を送ろうと考えていますか?自らが明確な目標を設定し、主体的に取り組む事で皆さんの学びはどんどん深まり,夢の実現に近づいていきます。イヤイヤながら勉強させられるのと主体的に学ぶのとでは、結果は全く違うものになる事はすでに科学的にも証明されています。皆さんはどちらを選びますか?皆さんに与えられている山梨英和高校での生活は、3年間という限られた時間です。ただし,ゴールにたどり着く道筋は無数にあります。大切なのは,自分に与えられた能力を最大限活かして,深い学びを追求していこうとする意欲です。

 山梨英和の校訓は「敬神・愛人・自修」です。今、活かされていることを神様に感謝し、神様から与えられた能力を見いだすために主体的に学び、そして、その能力を他者のためにどのように活かすことができるのかを見い出すということです。

 皆さん一人ひとりはかけがえのない存在です。まずは他の人とは違う自分自身の存在を認め、感謝し、自分に何ができるのか考えてみてください。そして、それを行動に移す勇気を持ってください。たとえ失敗を繰り返しても、くじけそうになっても、神様が背後で支えていてくださいます。今だからこそ大いに失敗できるのです。

 今年、山梨英和は創立130年の節目の年を迎えます。卒業生は1万人を超えています。皆さんの行動には、伝統を継承し新たな時代を築き上げていく山梨英和高校の生徒としての責任が伴います。規律を守り、山梨英和高校の生徒としての誇りを持ってかけがえのない一日一日を大切に過ごして欲しいと思います。

 最後に、今日読んだ聖書には、皆さんが選んだのではなく、「私があなたがたを選んだ」と書いてあります。聖書的に言うならば、皆さんは神様に選ばれて、山梨英和高等学校に入学したということになるのです。常に心の中に留めておいてください。

 保護者の皆様、お嬢様の山梨英和高等学校へのご入学、心からお喜び申し上げます。この3年間は、生徒たちが自分自身を見つめ、今後の人生を決定していく、極めて重要な時期です。生徒の自立を促しながら、時には暖かく、時には厳しく成長を支えていきたいと思います。生徒が安心して高校生活を送るためには、保護者と学校の信頼関係が強固なものでなくてはなりません。本校の教育方針へのご理解をお願いいたします。

 最後に、もう一度アインシュタインの言葉を共有したいと思います。「教育とは学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう。そしてその力を社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、自ら考え行動できる人間をつくることである。」

 山梨英和高校での生活が、豊かで充実したものとなりますように、心から祈りつつ、式辞と致します。

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