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2017.3.18 / 学校生活 /

中学校卒業式 贈る言葉

山梨英和中学校卒業式贈る言葉 2017/03/17

 

校長 三井貴子

 

 皆さん、山梨英和中学校ご卒業おめでとうございます。義務教育に終止符を打つときが来ました。また、晴れて今日の日を迎えられた保護者の皆様、心よりお喜び申し上げます。

 3年前、まだ小学生の面持ちを残したかわいらしい皆さんが、この山梨英和中学校に入学してきた日のことを懐かしく思いだされます。先ほど、卒業証書を受け取った皆さんは本当に立派でした。この3年間の大きな成長を実感しました。

 家から遠く離れた山梨英和中学校に通うという事は、12歳の皆さんにとっては本当に大きな環境の変化で、それまでにない多くの経験を通して世界が一気に広がったことでしょう。しかし、振り返ってみれば、難しい思春期の中で、楽しい事ばかりではなく、悩んだりつらいと思った事も多々あったと思います。また、様々な感情が噴出し、友人や家族と対立したこともあったかもしれません。その一つ一つを乗り越えて、皆さんは今ここに存在するのです。

    皆さんは、山梨英和のキリスト教信仰による教育理念を土台として、校訓である「敬神・愛人・自修」を溶け込ませた本校独自の教育プログラムを通して、豊かに育まれてきました。

  昨晩、出来たての皆さんの卒業文集に読み感動しました。それは、全員が山梨英和中学校での3年間を苦労を含めポジティブにとらえ非常に高く評価していたからです。キリスト教との出会い、ウオーカソン、英語劇など山梨英和でなければ経験し得なかった学びを書いていた人たちが数多くいました。また、校訓である「敬神、愛人、自修」をあげていた人も少なくありませんでした。そして感謝の思いも多く綴られていました。この3年間の成長は、みなさん自身が既に実感し、言葉として表現し私たちの目にも明らかです。

  皆さんは、本校が中学校でSpecial Saturdayを導入した3年目の生徒です。このSpecial Saturdayはこれからの時代を生き抜く土台を築くために山梨英和が独自に開発した先進的なプログラムです。初年度から検証・改善を行いながら年々進化しています。この3年間のSpecial Saturdayプログラムを通して、気付かないうちに皆さんには様々な力が身につきました。それぞれの教科の知識はもちろん必要ですが、生きていく上ではそれ以外の力が更に重要になってきます。コミュニケーション力、探求力、発見力、判断力、行動力などです。1年生から2年生にかけて実施した自由研究や3年生で行った環境の調べ学習なども、全て線で繋がっています。皆さんの自由研究での取り組みでの探究心、発想力、行動力の高さには感動しました。着眼点もユニークで皆さんの作品を通して、私も学ばせて頂きました研究としても非常に優れた作品に仕上がり、全国規模で表彰された作品も複数ありました。本当に素晴らしいことであると誇りに思います。皆さんの研究から、私は本校の校訓である「敬神、愛人、自修」を感じ取ることができました。

  このように山梨英和の教育は全て、本校の校訓である「敬神・愛人・自修」に繋がっています。敬神=神を敬う、愛人=他者を愛する、自修=自らを修める。でも、覚えておいて欲しいのは、他者を愛する時には自分自身の存在を認めるという事が大前提となります。既に皆さんには、神様によって「敬神・愛人・自修」の種がまかれています。皆さん自身の文集にあったように、神様は皆さん一人一人をどんな時にも大切に思い、愛してくださっています。みなさんは、誰にも代えられない大切な存在なのです。だから、自分自身の存在を肯定し、安心して歩んでいってください。

     皆さんは、この3月をもって義務教育課程を終了します。でも、地球上には学校に行くことのできない子どももいます。また、安心して学ぶ環境にない子どもたちもたくさんいます。無事に義務教育課程を終了できることが当たり前ではない事を覚えておいてください。そして、他者のために自分に何ができるのか考えてみてください。山梨英和の建学の精神をもう一度深く心に刻み、山梨英和中学校の卒業の時といたしましょう。

  これから高校生活に向かう皆さんには、今まで以上に大きな試練が待ち受けていることでしょう。しかし同時に今まで以上に大きな喜びや充実感を伴った、より深い学びも経験することでしょう。どんな時にも、どんな状況の中にあっても、希望を失うことなく、いつもあなた方と共にいてくださる神様がおられることを覚えて、勇気をもって歩んでいってください。みなさんの今後の活躍を期待し、お一人お一人の前途に神様の祝福と導きが豊かにありますようにと祈りつつ、贈る言葉といたします。

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