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2017.3.02 / 学校生活 /

生徒会誌「楓」によせて

 将来の土台を築く

 

 校長  三井 貴子

 

 山梨英和中学校・高等学校の今年度の教育目標は「自立した生徒を育てるⅡ~自分で考え行動できる生徒の育成」でした。日々激変している現代社会において「どう生きるか」は私たち一人ひとりに与えられた極めて重要な課題です。その土台を築くのが山梨英和での学びです。生徒会活動もまた、「自分で考え行動する力」を培う貴重な場です。この一年間の生徒会活動を通して、みなさんの飛躍的な成長に心打たれました。

 生徒が企画・運営を行う全校行事の代表的なものとして学園祭があります。生徒会本部役員を中心にPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)により振り返り、前回の反省をもとに計画・実行し、毎年確実に進化しています。準備段階からの様子や当日の動き、成果を見ても明らかです。このPDCAサイクルは全てに共通して言える事で、生徒会活動のみならず学習面においても、向上するためには必要不可欠な手法です。この習得は大きな強みです。

 今年度のスポーツデーはウォーカソンでした。タイやラオスの学校に行けない子どもたちの奨学金をスポンサーに出していただくために、みなさんは自分自身に挑戦しながらゴールを目指しました。「完走率100%」を目標に掲げ、体育委員を中心に準備を進めました。「他者のために自分ができることを実践したい」という熱い想いが実を結び、完走率98%を達成しました。先輩や保護者の方々からの「がんばって!」という声かけが大きなエネルギーになりました。このウォーカソンの取り組みは本校の教育理念そのものであり、ゴールするみなさんの姿に胸が熱くなりました。保護者の方々の手作りのトン汁を美味しそうに食べているみなさんの笑顔は本当に素敵でした。お支えくださった全ての方々に感謝いたします。

 みなさんの学校生活は本当に多忙です。一日二十四時間ではとても足りないほどです。でも、その限られた時間を最大限に活用して学習に生徒会活動に取り組んでいたみなさんは、それぞれの場所で輝いていました。全てをここで紹介することは不可能ですが、その成果は「生きる力」として、確実にみなさんの将来の土台となっています。

みなさんは「神様から頂いた賜物を見いだし、それをどのように活かすことができるのか」を山梨英和での生活の中で考えながら歩んでいます。自分にできることを行動に移していく。これは本校の校訓である「敬神・愛人・自修」の実践にほかなりません。

一九三〇年に、グリンバンク先生が、県下に先駆けて活動を開始した「校友会」が八十年以上の時を経て、現在に脈々と受け継がれていることを嬉しく思います。

 十代の日々は、人生の宝です。神様から与えられた命に感謝して、山梨英和の生徒であることに誇りを持ち、中学校・高校生活を送ることができますよう祈っています。

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