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2017.4.07 / 学校生活 /

山梨英和中学校入学式式辞

山梨英和中学校入学式式辞               

2017年4月7日

校長 三井貴子

 

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。皆さんのご入学を心からお祝いし、歓迎いたします。今年は桜が皆さんの入学を待っていてくれました。

 今日から、山梨英和中学校での新しい生活が始まりました。小学校の6年間でも多くのことを学んだと思いますが、山梨英和中学校・高等学校での6年間は更に幅広い体験と深い学びができる環境が整っています。そして、国際的な視野に立ち社会に貢献できる自立した女性を目指して、皆さんは日々学んでいくことになります。

  皆さんは「何のために学ぶのかな?」と考えたことはありませんか。ある本に「だまされないため。自分の身を守るため。」と書いてありました。つまり知らない事によって、正しい物事の判断が出来なくなり、その結果、簡単にだまされてしまうという事になります。正しい判断が出来ないと、取り返しのつかない大惨事を引き起こしかねません。無駄な学びは1つもありません。目の前にある結果だけを求めるのではなく、皆さんにはもっと大きな視野で何でも学んで頂きたいと願っています。山梨英和中学校・高等学校は、論理的思考力の育成にも力を注いでいます。学んだ知識を土台に論理的に物事を考え分析し、的確な判断ができる人こそが、これからの世界において貢献できると信じています。

  まずは生活習慣・学習習慣の見直し、確立から始めていきましょう。

  しかし、学びを深めて行く中で、私たちが決して見失ってはいけないものがあります。それは「心」です。その「心の教育」を山梨英和は128年間最も大切にしています。山梨英和の校訓は『敬神・愛人・自修』です。

 まず「敬神」。「私たち一人ひとりは神様に生かされている存在」だということです。「私たちは自分の意思で生まれてきて、自分の力だけで勝手に生きていくのではない、むしろ生かされているのだ」と、聖書は私たちに語りかけてくれます。今日読んだ聖書には「私があなたがたを選んだ」と書いてあります。ここで言う「私」は神様の事です。つまり、私たち一人ひとりの決断や選びの背後には、神様の深いご計画があり、私たちにとって最もふさわしい形でそれが実現していくというのです。もしそうであるならば、皆さんが山梨英和中学校を受験して、合格し、入学することになったその背景には、実は神様の意思が働いていて、皆さんは神様に選ばれて、この学校に入学したということになるのです。今はとても不思議に感じるかもしれませんが、皆さんが6年後に山梨英和高校を卒業する時に、この聖書の言葉の意味を実感することになるはずです。

 次に「愛人」です。「周囲の人々に対して、敬意を持って接する気持ちを大切にしていただきたい」ということです。具体的には、「きちんと挨拶をする」とか「自分の行動にけじめをつける」ということです。きちんと挨拶するということは、相手の存在を認めるという行為です。山梨英和では、様々な行事で1つのものを作り上げていきます。その過程において、仲間と激しくぶつかり合ったりけんかをすることもあると思います。でも 違う意見や考えがあるのは当然ですし、物事が全て自分の思い通りに進むということはあり得ないことです。でも、その時に大切なのが「愛人」相手を尊重する気持ちが持てるかどうかです。これは、大人にとっても難しいことであると思っています。 

  最後に「自修」です。「私たち一人ひとりは神様から愛されているかけがえのない存在」だということです。私たちの生活が順調なときも、うまくいかない時にも、神様はどんな時にも、私たち一人ひとりを本当にかけがえのない、大切な存在として、支え、導いてくださるということです。みなさんは、友達との比較において、自分の存在を低く思ったことはありませんか?神様は、私たち一人ひとりに違った能力を与えてくださっています。それが何なのか、多くの人はまだ気づいていないと思います。山梨英和で学ぶ6年間で、神様からいただいた能力が何なのか、見つけていってください。これからは、他人との比較ではなく、自分の中に目標を設定して、自分に合ったやり方で、その目標に向かって努力するよう心がけてください。皆さんには、希望に満ち溢れた未来があります。この「敬神・愛人・自修」を常に心に留めて、力強く山梨英和での生活を送っていただきたいと思っています。

保護者の皆様、お嬢様の山梨英和中学校へのご入学、心よりお喜び申し上げます。山梨英和中学校・高等学校は6カ年一貫教育の中で、揺らぐことのない教育理念の上に立った教育を実践していきます。どうか私どもを信頼していただき、長い目でお嬢様の成長を見守っていただきたいと思います。

 新入生のみなさんは不安もあるでしょうが、どうか安心していろいろなことに積極的に取り組んでください。「敬神・愛人・自修」を実践する英和生に一日も早くなっていただきたいと思います。山梨英和での生活が、豊かで充実したものとなりますように、心から祈りつつ式辞と致します。

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