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2020.1.20 / 学校生活 /

放送礼拝 自然科学部

創世記1章 2730

 皆さんは環境問題と聞いて自分のことように考え、実際に行動していますか。今、地球の環境が人間の活動により急激に変化している、ということはニュースで聞いたり、授業の中で勉強することがあると思いますが、頭では理解できていてもどこか他人事のように感じて いる人が多いのではないでしょうか。

 環境問題の例として、地球温暖化や酸性雨、マイクロプラスチックなどが挙げられます。 私たちは富士山麓に位置する、ハリモミ純林の研究をしています。ハリモミだけがまとまって生育しているのは世界でここだけで、国の天然記念物に指定されています。そんな貴重な林ですが、年々衰退し続けてしまっています。その原因の一つに地球温暖化が挙げられます。

 ドイツのシュバルツバルトの森でも酸性雨によってモミの木が枯れている、という話をドイツ研修で聞きました。それらの問題は、主に二酸化炭素などの産業排気ガスやゴミの排出量の増加、天然資源の使いすぎが原因になっています。その結果、日々多くの生物が絶滅したり、水不足や食糧不足に苦しんだり、環境悪化によって病気になってしまう人々がいます。

 もっと便利に生活したいとか、もっとお金が欲しいとか、私たち人間の欲を優先した結果、人間を含め多くの生物が苦しむことになってしまいました。私たちは、自然の恵みによって生かされています。聖書には人は神様に僅かに劣るものとして、神様によって造られた全てのものを治めるように造られたと書かれています。

 私たち人間は自然を搾取、破壊してはいけません。 神様が私たちに自然を与えてくださったとき、同時に神様の恵みの管理者として自然環境を保護する責任と能力が与えられています。そう考えると、地球の自然環境に対しての姿勢は、私たちの未来に対しての姿勢でもあり、そして神様に対しての姿勢にも通じるのではないでしょうか。

 私たち自然科学部は、研究を通して地球の環境を保全することを目指しています。たとえば、ハリモミ林の枯死を防ぐにはどうしたらいいのだろう、河川に流れた洗剤の浄化にウキクサは有効なのだろうか、カップラーメンを作るときのフタの熱で発電はできるだろうか、 などSDGsに基づいた研究を行い、その成果を発信することで世界を変えようとしています。

 また、声を上げて世界を変えようとする人もいます。たとえばスウェーデンのグレタさん。 小学6年生のときから、二酸化炭素削減の策を講じるよう、政府に対してデモを行っています。 現在では多くの若者が彼女の意見に賛同して、世界各地でデモが行なわれています。 しかし日本では環境問題に対して行動を起こす若者が少ないのが現状です。山梨でも環境問題に対する高校生のデモなど、あまり聞いたことがありません。しかし環境保全につながる行動はもっと私たちの身近にあるのではないでしょうか。

 例えば、教室に掲示してある植林のボランティアに応募したり、道に落ちているゴミを拾ってリサイクルをしたり、エコマークの付いたペンを買ってレジ袋を断ったり、そのレジの隣に置いてある環境保全団体の募金箱に十円をいれたり、新しいものを欲しがらず今あるものを使い続けたり、日常の些細なことも自然を守ることに繋がります。小さなことでも一つ、今日、この礼拝を共にしている私たちみんながしたら確実に環境を保護することに近づきます。試しに今朝、自分が起きてから今までで、自分は自然に優しい行動をしたか振り返ってみてくだ さい。思いあたったら続けてください。思い当らなかったら今日1日で一つでも何か自然のためを思ってやってみてください。それが、神様の与えてくださった自然を守る第一歩です。

 

 お祈りをします。 神様、今日も一日を礼拝から始められることに感謝します。 神様の与えてくださった自然に心を留め、大切さを改めて感じることができました。 今日、悲しみを抱えている者、体調の優れない者に特に神様の恵みが十分にありますように。 この祈りを尊き主イエスキリストのお名前を通してみ前にお捧げいたします。 アーメン。

 

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