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2015.12.22 / SSH活動報告 /

第5回SSH特別講演会を開催しました。

12月12日(土)、NPO法人「ルワンダの教育を考える会」理事長の永遠瑠(とわり)・マリールイズ先生をお招きし、2015年度第5回SSH特別講演会を実施しました。講演テーマは「教室には夢がある~ルワンダの悲劇から学んだこと」です。

先生は21年前に起きたルワンダの大虐殺の時、さまざまな奇跡が重なって生き延びることができたこと、内戦後、女性たちの平和を希求する思いが現在のルワンダを形作っていること、教育は人に無限の可能性を与えてくれるという思いから小学校を建設して教育普及活動をされていることなどをお話ししてくださいました。壮絶な経験をした人にしか語れない言葉に、私たちは心を揺さぶられました。

講演会後、生徒からは「今の日本の平和のあり方について、どう思われますか」、「今、世界では大きな紛争がありますが、犠牲になるのは女性や子どもだと思います。そうした人々を助けるために今私たちができることは何かありますか」、「夢のある教室を作るのに何か心がけていることはありますか」など、質問がたくさん出されました。

以下は聴講者の感想です。

【生徒の感想】

○今日のお話の中で一番心に響いた言葉は、「嫌なことから目をそらさない」です。私は嫌なことがあるとすぐに逃げてしまいます。でも、それは自分が損をしているのだと思いました。これからはちゃんと嫌なことと向き合い、一緒に歩んでいこうと強く思うことができました。今回、私の中で2つの目標ができました。1つ目は「絶対困っている人を助ける!」、2つ目は「絶対いつかルワンダに行きたい!」です。この目標が達成できるよう、夢のたくさん詰まった教室で学んでいきたいと思います。またいつか会える日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。(中学1年生)   ○「わからないってさみしくない?」-そうおっしゃったとき、ドキッとした自分がいました。今まで世界のことを知ろうとせず、当たり前だと思う生活をしていました。しかし、先生のお話を聴き、出会いの大切さや幸せな日常、学べる環境があることがどれだけ幸せかがわかりました。わかってくれない寂しさを知りながらわからないことを自ら知ろうとしない私たちですが、これからは自ら学びそれを活かせる人になりたいです。また、人のために生き、人に幸せを与えられるような人になりたいと思いました。いつかルワンダに行き、子どもたちの笑顔が見たいです。(中学2年生)   ○私はこの講演会のときに流れた映像を観て、胸が締め付けられました。世界のリーダーたちは先日のフランスの同時多発テロ発生後、空爆を行いました。私は映像を観て、それでは余計に人々に憎しみの心が増していき、再び世界が戦争に巻き込まれるのではないかと思いました。私は当初祈ることしか今の私たちにはできないと思っていました。しかし、今日、先生のお話を聴いて、まず当たり前の生活がどれほど大事なのかに気付き、日本が70年間で発展できたのは平和のおかげで、平和を感謝し、人々の様々な意見を吸収して私たちがいろいろな世代の人たちに伝えていくことが大切だと分かりました。私も様々な事情に苦しんでいる人を救う人になりたいと思いました。(中学3年生)   ○「学校には夢がある」-とてもステキなメッセージだと思いました。私たちは普段の生活にあまりにも慣れてしまって、そのありがたみを忘れてしまっていると感じました。私達には想像もできないほど辛く、苦しく、悲しいご経験をなさった先生から出てくる一言一言が、非常に重みがあって心にささりました。 I learned how important our relationship is.  I think it amazing that the relationship saved you and your family.  In the video that you showed us, the students were smiling, were so shiny, and were so beautiful.  You do your best and do everything that you can.  I want to do my best.  And I want to thank for my daily life.  I’ll work hard.  Thank you for giving us a wonderful speech!! (高校1年生)   ○今日のお話を聴いて、私はどうしてこんなにも世界のことを知らないのだろうと思いました。日本はいろいろな国にお世話になっているにも関わらず、一部の国のことしか報道せず、困っている人がたくさんいたとしても、日本人の中にはその国のことも日本との関係も知ることができない人がたくさんいます。例えばコンゴ共和国。私たちが使っている携帯電話の部品がコンゴ民主共和国でつくられていることを私は知りませんでした。また、当たり前のことだと思ってしまっていることにも感謝しなければいけないなと思いました。平和に生活できること、恐れることなく眠れることなど。今の日本にとっては当たり前のことかもしれませんが、感謝しなければいけないと改めて感じました。お互いに苦しめあう争いがなくなるような未来にしたいと思います。(高校2年生)   ○「ひとりひとりの夢が私の夢になる」-親としてどうあるべきかを教えていただいたように思います。夢を持つことが生きる術になることを我が子と話してみたいです。私も子どもの味方になりたいと思います。日本にいると平和で、安心して眠れない夜はないので、子どもたちはもちろん親でさえも毎日が幸せであることを自覚せずに生きています。本日のお話で、子どもたちがその幸せを当たり前でないことだということを感じてくれたら嬉しいです。すてきなお話をありがとうございました。(保護者)   マリールイズ先生、どうもありがとうございました。           
12/13日付 朝日新聞山梨版にも掲載されました。
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