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2019.3.25 / 学校行事 /

中学校卒業式 贈る言葉

山梨英和中学校卒業式贈る言葉           2019/03/20

 校長 三井貴子

 

 皆さん、山梨英和中学校ご卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様、お嬢様のご卒業心からお祝い申し上げます。

 3年前に山梨英和中学校に入学した皆さんは、グリンバンク先生が考案されたその伝統ある制服を着て,どことなく不安な表情でした。でも,先ほど卒業証書を受け取った皆さんは、一人一人が輝いていて本当に立派で誇らしく,この3年間の山梨英和での歩みを象徴しているように思いました。

 皆さんは、山梨英和のキリスト教信仰による教育理念を土台として、校訓である「敬神・愛人・自修」をあらゆる活動に溶け込ませた本校独自の教育プログラムを通して、豊かに育まれてきました。

  昨晩、皆さんの想いの詰まった卒業文集を読み,目頭が熱くなりました。それは、全員が山梨英和中学校での3年間を違う視点からプラスにとらえ,自分自身の歩みや成長を肯定的に評価していたからです。皆さんの表現力は非常に豊かで、文章から一人ひとりの “Story”がひしひしと伝わってきました。心の支えとなった聖句との出会い、スポーツデー、自由研究,生徒会活動,海外研修,英語劇など山梨英和でなければ経験し得なかった学びを書いていた人たちが数多くいました。中には、女子校だからこそ180度変わることができた自分や、友だちを傷つけてしまった事に気付き後悔した自分を客観的に捉えている人もいました。困難にも直面しながら,いくつものハードルを乗り越え、山梨英和中学校での3年間は皆さんにとって「宝物」となったようです。この目には見えない「宝物」は生涯みなさんの中に在って,道しるべとなることでしょう。

 皆さんは,今日,義務教育を終了します。これからは,学ぶことに関して主体的な意思決定が必要になります。日本では,ほとんどの人が高校以上の学校で学べる環境にありますが,世界を見回すと,決して当たり前の事ではないことは,皆さんもご承知のことと思います。貧困のためや,政治的な問題,また性差別によって学ぶことができない子どもたちや女性たちがいます。学べる事に心から感謝しましょう。皆さんのこれからの学びや夢の実現が,世界を変えるエネルギーになり得るのです。

 今日読んでいただいた聖書箇所「エフェソの信徒への手紙5章8~9節」は皆さんの学年聖句です。「あなたがたは,以前には暗闇でしたが,今は主に結ばれて,光となっています。光の子として歩みなさい。〜光からあらゆる善意と正義と真実が生じるのです。〜」皆さんは神様と出会う前は暗闇でしたが,今は神様を知って光となっています。そこから善意と正義と真実が生まれるのです。安心して次のステップに踏み出して下さい。私たちは皆さんの不安そうな背中をそっと押したいと思います。そして神様が常に皆さんと共にいて支え導いてくださいます。

 皆さんは、これから今まで以上に大きな壁を乗り越えていかなくてはならないかもしれません。しかし,聖書にあるように「神様は皆さんが耐えられないような試練はお与えにならない」のです。みなさんはその試練に耐えられる力を備えているのです。どんな時にも、どこにいても,どんな状況の中にあっても、希望を失うことなく、いつもあなた方と共にいてくださる神様がおられることを覚えて、勇気をもって歩んでいってください。みなさんの今後の活躍を期待し、お一人お一人の前途に神様の祝福と導きが豊かにありますようにと祈りつつ、贈る言葉といたします。

 

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