放送礼拝 聖歌隊
コヘレトの言葉3章1節
何事にも時があり天の下の出来事には全て定められた時がある。
おはようございます。今日の礼拝担当は聖歌隊です。
皆さんは限られた時間をどう過ごしていますか? 時間には必ず限りがあります。さらに時間はどんどん過ぎていきます。新型ウイルスの影響により、3月から6月の初めまでの約3ヶ月間学校が休校になり部活もほとんどできない状況でした。ただ時間が過ぎるのを初めの頃は待っていました。
しかし,このまま待っているだけだったら何も始まらない、自分達で工夫をしてなんとか部活ができないかと考えました。その結果離れてはいますが、工夫を凝らして部員全員で部活をすることができました。私たちは「一歩」踏み出すことができました。
最初は、なんでこんなウイルスが私たちの高校生活を奪うのか怒りの気持ちが大きかったのですが、このような状況の中で気づけたこともあります。それは、今まで普通に暮らしていたことがどんなに幸せであるかということです
みんなで一緒に歌っていたこと、訪問演奏に行ったり様々な場所で演奏できていたこと、全てのことが当たり前にできていたわけではなくすべての条件が揃ってできていたんだと気付かされました。
私たちが歌っている曲の中で群青という曲があります。この歌の中で「当たり前が幸せと知った」という歌詞が出てきます。私は今回の体験を通してこの歌詞の意味を感じることができた気がします。当たり前の生活には戻ることはないかもしれませんが、今出来ることを精一杯成し遂げていきたいです。
また,立ち止まっているだけでは何も始まらないことも気づかされました。「一歩一歩」前に進んでいく、私が目標としていることの一つです。まだまだ制限はたくさんありますが、そんな中でも自分達が出来ることを考え、一人一人に与えられた時間を大切にしていきながら過ごしていきたいと思います。
私たちの部活は1人だけでは作り上げることはできません。みんながいるからこそできる部活です。この経験を通して改めて仲間の大切さに気づくことが出来ました。
今日は限られた時間の中でどう過ごすか、私たち が実際に体験したことをお話ししました。時間を 大切にしながら日々歩むことができますように。この祈りを尊き主イエス・キリストのみ名によってお捧げします。アーメン。





