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2017.4.25 / 学校生活 /

放送礼拝 高校生徒会

ペトロの手紙一 4章10節 私達は、どちらかというと、大きなこと、優れたこと、立派なことに注目すると思います。なにかをし遂げた人を見ると、ああ立派だな、すごいなと思い、そんな人と自分を比べてやっぱり自分は…と、自分の小ささに劣等感を抱いてしまったり、逆にあの人に比べれば、自分は偉いと優越感に浸ってしまったりしたことはありませんか。 新年度が始まり、高3にもなり、慌ただしい日々を送っていると、先輩たちはどうやってこの時期を乗り切ってきたのだろうと、自分と比べてそんなことを思っています。 さて、今年度初めて全校で力を合わせて取り組んでいく行事が学園祭です。 今年度の学園祭では、三面壁画というモザイク画を作っていきます。モザイクアートを知っていますか。モザイクというのは小片を寄せ合わせ埋め込んで、絵や模様を表す装飾美術の手法のことで、この方法を使って作られたものがモザイクアートです。埋め合わされる小片は、写真であったり、折り紙であったり様々です。モザイク画は、遠くから見ると絵や模様として見ることができますが、近づいて見ると、ただの四角で仕上がった絵を想像することは簡単なことではありません。 三面壁画はモザイクアートです。作成するために、ひとりひとりが大きなモザイクアートの一部分を取り出した紙に色を塗って仕上げていきます。全校のみなさんが塗っていくひとマスひとマスはとても小さく、手元で色を塗っていると、完成する絵を想像できずに身近に感じられないこともあると思います。しかしその小さなひとマスはそれぞれ大切で、大きな絵を仕上げていく上でかかせないものです。近くだと見えない絵ですが、一人一人の紙を貼り合わせて離れて見てみると、大きな絵となって現れます。1枚では完成しない壁画が、全部揃うことによって初めて完成します。この壁画を目にした時にはきっと、壁画のみでなく、私たちの生活というのはひとりだけの働きでは成り立たたず、反対に、全体というのはひとりがいなくて成り立つものではない、ということを実感できるに違いありません。 モザイク画のマス目は小さく私たちひとりひとりもモザイク画のマスのように小さな存在に感じてしまった経験のない人は少ないと思います。他の人を見て落ち込んだり、評価を気にしすぎてしまったりすることもあるかもしれません。しかし、その評価は自分の全体につけられたものではなく、ある一面が取り上げられているということなのではないでしょうか。人はそれぞれ異なる存在としてそれぞれ賜物を授けられて誕生しました。モザイク画を遠くでみると初めて全体像がわかるように、自分自身を客観的な視線でみることも大切なことなのだと思います。 今年度の学園祭のテーマは、ギリシャ語で「美しい形をみる」という語源を持つkaleidocsopeです。一度しかない今年度の学園祭です。今年度のメンバーだからできる今年らしい学園祭を作りあげていきませんか。山梨英和で過ごす時間を大切に、そして有意義なものとしてひとりでも多くの人の心に残るように、努力していきたいです。一度しか描くことのできない、色彩豊かな模様を一緒に描き、美しい形をつくっていきましょう。 視覚と聴覚の重複障害者でありながらも世界各地を歴訪し、障害者の教育・福祉の発展に尽くしたことで有名なヘレンケラーは「物事を成し遂げさせるのは、希望と自信です」という言葉を残しています。ひとりひとりが神様からいただいた唯一無二な賜物に自信を持っていけることを信じて、生徒会役員としての残りの任期も、責任を果たしていきたいと思っています。学園祭の成功はもちろん、日々の生活も充実したものとなるように、これからも活動に励んでいこうと思います。 -お祈り- 神様、今日も新しい朝をありがとうございます。放送を通して、全校で礼拝をお捧げできることを感謝いたします。新年度が始まり、3週間ほど経ち、疲れを覚えている人もいるかもしれません。どうかひとりひとりに神様のお恵みがありますように。また、英和生にとって、毎日がかけがえのないものになりますように、神様、どうか導いてください。今日も1日実り多い時間を過ごすことができますように。全てを神様の御手にゆだねます。願いばかりの祈りですが、感謝して、イエスさまのお名前を通して、御前に御捧げ致します。アーメン
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