合格体験記

推薦入試ならではの苦しさ

青山学院大学
文学部
史学科

両親に指定校推薦で受験したい旨を伝えたところ、受験を認める条件として、国公立大学に一般入試で合格するようにと言われました。これは志望校に一般入試で合格できる実力を証明するために、両親が私につけた枷でした。学校の先生と相談し、共通テスト利用で一国公立大の合格を目標に定めました。それからは、先ほど述べたような指定 校の準備をしつつ、一般入試に向けての勉強を本格的に開始しました。しかし、私は放送部と生徒会に所属していたため、時間に余裕がありませんでした。特に8月に放送部の全国大会があり、12月にクリスマス礼拝の司会も担当していたので、活動の合間を縫って必死に勉強しました。国語と英語は、単語と文法を徹底的に覚え、共テ予想問題 集と過去問を解いて共テ形式の問題に慣れました。特に、苦手な古典は基礎を徹底的に勉強しました。世界史は、市販の問題集をあれこれ買わず、とにかく教科書の内容を頭に叩き込みました。そして覚えた内容を駿台予備校の共テ予想問題集でアウトプットしていました。努力が報われて、本番では苦手な古典で満点、世界史は九割以上取り、志望校の合格圏内の点数を取ることができました。目標としていた国公立大学からも合格をいただきました。実は共通テストの三日前、国語の過去問を解き、自己最低点を取って絶望しました。沈んだ気持ちで当日を迎えましたが、本番では思いのほか集中でき、自己最高点を取ることができました。問題の相性や本番の緊張感がプラスに働いたのだと思います。皆さんも、試験直前に低い点数を取ってもあまり悲観しないで、今まで勉強してきた自分の実力を信じて試験に挑んでください。